2012/12/14

世界短水路選手権の速報です

トルコ・イスタンブールで行われている、25mプールでの競泳大会、世界短水路選手権は二日目が今日未明に行われ、男子400m個人メドレー決勝で、18歳の瀬戸大也選手が日本初の4分を切る、3分59秒15で優勝しました。ロンドン五輪で銅メダルの萩野公介選手は4分4秒13で4位でした。世界記録は今回出場しなかったライアン・ロクテが持つ3分55秒5です。

陸上の強化選手対象者をさらに絞り込み

日本陸上競技連盟はきのう、来年度の強化選手の指定制度を従来の(S、A、B、C)の4段階90人から(ゴールド、シルバー)の2段階8人に変更。五輪や世界選手権でメダルや入賞が期待できる選手に集中的に配分すると発表しました。「ゴールド」は、ロンドン五輪男子ハンマー投げ銅メダリストの室伏広治選手のみで、「シルバー」は、男子マラソンの中本健太郎選手や、女子長距離の福士加代子選手、新谷仁美選手などです。

MLB挑戦の決意をくつがえした資料です

プロ野球の日本ハムはきのう、ドラフト1位指名で入団が決まった花巻東高校の大谷翔平投手との交渉資料「大谷翔平君夢への道しるべ」を球団ホームページ上で公開しました。報道機関やファンからの問い合わせが多かったための措置とのことです。野球のみならず、他のスポーツでの海外で活躍する選手の比較考察も含めて、興味深い内容です。

下町ボブスレー

「氷上のF1」とも呼ばれるボブスレー。ボブスレー競技でワールドカップやオリンピックを勝ち抜くためには、F1のレーシングカーと同等の技術で開発した炭素繊維強化樹脂製のカウルや、摩擦力を最小にする金属製のエッジが必要です。実際にイタリア代表はフェラーリ、ドイツ代表はBMW、米国代表はNASAがソリの開発を支援しています。

ボブスレーの日本代表は、ドイツ代表が払い下げた中古のソリを改良して競技に臨んでいましたが、政府の事業仕分けによって予算が削減されていることもあり、高性能のソリを用意できない状況で、大手自動車メーカーも支援していません。

そこで日本代表のソリの開発に名乗りを上げたのが、「下町ボブスレー」ネットワークプロジェクト。東京都大田区で金属加工を手掛ける中小企業と、レーシングカー向けにボディを設計・開発している童夢カーボンマジック等が参加しています。その初の国産ボブスレーがきのう、長野市スパイラルでテスト走行を行い、報道陣に公開され、全日本選手権で女子2人乗り2連覇中の吉村美鈴、浅津このみ組が乗り込み、昨年の全日本選手権で出したタイムを上回る予想以上の好タイムを記録しました。