2013/1/11

計画書をスイスで提出、そしてロンドンで猪瀬知事らがアピール

2020年夏季五輪の東京招致委員会長の猪瀬直樹東京都知事はきのう、ロンドン市内で海外メディア向けに記者会見を開きました。運営能力が高いことなど開催計画の特徴を訴え、尖閣諸島問題に関するスタンスや、福島第一原子力発電所の事故による放射線量についても説明しました。同席した澤穂希選手は、「選手村は東京湾が一望できる海の玄関口に位置し、有名なエンターテインメントの中心地からも徒歩圏内です」と英語でアピールしました。

錦織圭選手、全豪オープンに向けゴーサイン

来週月曜日に開幕するテニスの全豪オープンの男子シングルスで、第17シードに入った錦織圭選手。会場のメルボルン・パークでの練習後に取材に応じ、前週のブリスベーン国際で炎症を起こした左膝について「9日に診てもらって異常がなかったので、あとは気持ちの問題。痛みはない」と順調さをアピール。ベスト8入りした去年より、さらなる高みをめざします。

今年はアメリカの「野球の殿堂」、全米野球記者協会は選出なし

全米野球記者協会に10年以上在籍する記者の投票で殿堂入りできるのは、75%以上の得票が条件。現役引退後5年で殿堂入りの資格を得られ、投票の対象期間は15年間です。選出なしというのは1996年以来、17年ぶり8度目。今年は薬物使用疑惑のあるバリー・ボンズ選手、ロジャー・クレメンス投手、サミー・ソーサ選手の3名が初めて候補者入りし、注目されていましたが、いずれも40%以下の得票しかありませんでした。

ローリー・マキロイがチャリティ基金を創設

ゴルフ世界ランク1位のローリー・マキロイがチャリティ基金を創設します。

チャリティ基金の「The Rory Foundation」を設立。マキロイ選手が始動する今年のツアーの緒戦、来週のアブダビでの試合からプロジェクトをスタートさせると、きのう本拠地の北アイルランドで記者会見を行いました。

基金設立のきっかけは2年前にハイチ地震の被災地を訪れ、子供たちの精神的なサポートを行ったあと、全米オープンの大会新記録となる16アンダーで回ったこと。そもそも自らのジュニア時代には、ゴルフの費用を捻出するため、父親が仕事を掛け持ちし、母親も夜勤で働いたという献身的なサポートがある環境だったが、そうでない子供達もいる、という想いがベースにあるそうです。したがって世界中の大小さまざまな慈善団体と活動したい、とのこと。

手始めに6週間で6つのチャリティをサポートする「The 6 Bags Project」。プレー中に使うクラブを保管するキャディバッグに、毎週それぞれの団体のロゴ・マークを入れ、そのバッグのチャリティ・オークションの売り上げを寄付するというものです。最初となるアブダビ選手権は、「北アイルランド子供ガン基金」という、彼の地元団体で、それ以降の支援先も決まっています。

スポーツ新聞では石川遼選手のアメリカツアー本格参戦と、キャロウェイ社との用具やウェア契約の話題が大きく取り上げられていますが、同世代で先をすすむ23歳のローリー・マキロイの動きは見逃せません。