地中海に浮かぶ小さな島国、マルタ共和国。
コバルトブルーの海から昇る朝日に向かって、彼女は大きく背伸び。
そして心に決めました。朝食は軽くパンを食べよう。
だって、何かいいことが起こりそうな、そんな気がするから。
イタリア・シチリア島の南およそ100kmで、地中海の真ん中。マルタ島、ゴゾ島、コミノ島の3つの島がメインの小さな島国がマルタ共和国。面積は日本の淡路島の半分ほど。紀元前から地中海貿易の要所として栄え、石器時代の遺跡など、世界遺産も有名。またEUに所属しているため、ユーロが通貨として流通。リゾート地としてヨーロッパでは人気です。
イギリス連邦に所属していて、地元のマルタ語の他に英語も公用語。とはいえ文化的には、距離が近い北アフリカやイタリアの影響の方が大きく、石造りの家が連なる町並みは、エキゾチックな魅力がたっぷり。
治安もよく、とってものんびりした人柄の国民なので、時間を忘れて滞在できるところがポイントのようです。
近海で捕れる本マグロ、ぶり、カジキ、スズキ、タコなどシーフードはとても新鮮で、日本でもおなじみのものばかり。レストランでのランチやディナーは一皿の量がとても多いため朝はいたってシンプルです。
マルタのパン「フティーラ」と安くておいしいハムやチーズ、そしてコーヒーですませるのが一般的。
「フティーラ」は平たくて丸い、ハンバーガーのバンズのような形のパンですが、外側はかなり硬く、内側はもっちりしています。噛みごたえがあって、噛めば噛むほど味が出るという感じ。そのままだと硬すぎるので、トマトの薄切りをこすりつけて少し柔らかめにするのが、現地の人々の食べ方のようです。
オリーブオイルとお塩を振ってどうぞ。
オープンサンドのようにして、具材を乗せる場合もあれば具材をはさんで、サンドイッチにして食べる事もあるようです。