2013/2/1

国際柔道連盟が日本女子柔道の暴力問題に対し非難声明

国際柔道連盟はきのう、柔道女子日本代表チームにおける暴力と、パワーハラスメント問題を受けて「断固非難することを強調する」との声明を発表しました。ビゼール会長は「暴力は柔道の礎(いしずえ)を築いた嘉納治五郎(かのうじごろう)師範が説いた精神と理念では決してない」と批判。国際柔道連盟の広報担当者は「来週パリで開かれる大会に関係者が集まるので、それまでに情報を集めたい」とコメントです。

大鵬さんに21人目の国民栄誉賞授与へ

菅義偉(すがよしひで)官房長官はきのうの記者会見で、先日亡くなった大相撲の元横綱大鵬の、納谷幸喜(なやこうき)さんに国民栄誉賞を授与する方針を明らかにしました。「大相撲史上最多となる幕内優勝32回を成し遂げ、昭和の高度経済成長期を象徴する存在として多くの国民に愛され、大相撲の普及、発展に極めて顕著な貢献をした」というのがその理由。相撲界における国民栄誉賞は、九重(ここのえ)親方(元横綱千代の富士)に次いで2人目です。

藤川球児投手、アメリカ球界で「現役最後まで」の決意表明

阪神タイガースからフリーエージェントでアメリカ。大リーグのカブスに移籍した藤川球児投手がきのう、春季キャンプに向けた渡米を前に羽田空港で記者会見しました。例年より早い時期からトレーニングを積んで準備。「肩の状態は問題ない。向こうに行ったら、すぐに投げられる」と万全の状態をアピール。抑え投手としてマーマル投手らとポジション争うことになりますが「一つ一つやっていくことができれば、そういう形になると思う」と自信を示しました。

今年のスーパーボウル

今週末はルイジアナ州ニューオリンズで開催される今年のスーパーボウル「レイヴンズ 対 49ers」です。

ビヨンセのハーフタイムショーだけでなく、試合自体も見どころがたっぷりの今年のスーパーボウル。まずは大会史上初の兄弟ヘッドコーチ対決に注目です。

AFC王者ボルティモア・レイヴンズのヘッドコーチ、ジョン・ハーボーが兄で、NFC王者サンフランシスコ49ersのヘッド・コーチ、ジム・ハーボーは一つ年下の弟。共にフットボール選手としてプレーをした経験を持つものの、そのキャリア、そして性格は正反対です。

弟のジムはミシガン大学で活躍し、ドラフトで1巡指名を受けてシカゴ・ベアーズに入団後はアグレッシブなプレー・スタイルで、華々しく活躍。引退後は大学のコーチを務め、順調にキャリア・アップを果たして、’11年に49ersのヘッドコーチに抜擢され、最初のシーズンでコーチ・オブ・ザ・イヤーを受賞。そして今回、18年ぶりのスーパーボウルへ進出と順風満帆です。現役同様アグレッシブな采配で周囲を振り回すことも多いものの、傑出した才能でチームを引っ張ります。

一方、兄ジョンは選手としては大学でも芽は出ず、卒業後コーチ業を始めました。アシスタント・コーチからスタートした苦労人。24年かけてにようやく現在のレイヴンズのヘッドコーチになりました。プレーオフに出るものの、後一歩及ばず就任5年目でようやくスーパーボウル進出。周囲の意見を聞きながらチーム作りや戦術を組み立ててきたため、人望のあるリーダーとの評判。

もちろん現役引退を表明したレイヴンズのラインバッカー大黒柱レイ・ルイス選手。49ersの2年目で相手をかく乱するランも交えたオプションを持つ「モバイルQB」のキャパニック選手などの個人プレーも見逃せません。