大阪市立桜宮高校のバスケットボール部での事件に端を発した体罰の問題。
これは柔道のオリンピック女子日本代表選手の問題にも発展し、いろんな議論を巻き起こしました。
あの国でははたして体罰は存在するのでしょうか。今日も2カ国をコネクトしてお送りします。
体罰は存在しますか?
アメリカ、NY。ジェフ・マーレーさん
「今はあまりありません」
以前はあったということですか?
私は学生の頃、1968年から75年まで、アメフトとラクロスをしていたんですが、コーチが時々選手を罵倒していました。時には頭を殴ったりすることもありました。
それでも、そんなにひどい殴り方ではないですよ。
アメリカは訴訟社会ですから、そんなことがあったらすぐに親に訴えられます。
もちろんトレーニングそのものがつらくて泣き出す選手もいましたけれど、暴力で泣き出すことはなかったですね。
ジェフさんが高校生だった頃はどうでしたか?
僕の高校のアメフトチームは強かったんですよ。
中には大学でもアメフトを続け、プロになった選手もいたんです。
そんな強い学校でしたが、「マレー、もっと上手くできるだろう!」と言って頭をちょっと殴られた程度。
体罰は存在しますか?
韓国、ソウル。南美華さん
「基本はないのですが、一部ではあるようです」
教育に関しては非常に厳しいという印象がありますが
韓国では学校でほとんど体罰はないようなんですが、もし体罰があれば、学生が訴え大きな問題になるというのが近況です。
しかしオリンピック系アスリートや体育系はやはり体罰は残っているようです。
人によっては警察に訴えてしまうことも否めず、日本と同様に、だんだん昔と同じように体罰は敏感になっているようです。
他に問題になっているような事はありますか?
体罰以上に問題になっているのが生徒間でのいじめの増大です。
日本では、深刻な問題が起きてからはじめて問題視される傾向にありますが、韓国ではいかがですか?
韓国でも、日本と殆ど同じような状況だそうです。