2013/3/8 ラオス ヴィエンチャン

東南アジアの国ラオスの首都ヴィエンチャン。
ゆったりと流れるメコン川のほとりで、彼女は大きく背伸び。
そして心に決めました。お米の朝ごはんにしよう。
だって、何かいいことが起こりそうな、そんな気がするから。

今朝はラオス、ヴィエンチャンです!

東南アジアでただひとつ、海に接していない国ラオス。 中国、ミャンマー、タイ、カンボジア、ベトナムの5つの国と国境を接していて、日本の本州ほどの広さに600万人あまりの人々が暮らす小さな国です。国土の半分以上が、山岳地帯の森のため、村が国土のあちこちにちらばり、多くの人は農業に従事しています。 首都のヴィエンチャンは、メコン川沿いにあってその川の反対側はタイ王国。街並みはフランスが統治していた時代の古い建物と、多くの仏教のお寺などが並ぶ、東西が融合した独特の雰囲気。 街の中心のタラートサーオという大きな市場には朝早くから人々が集まってきます。 タラートは「市場」、サーオは「朝」、つまり「朝市」という意味ですが、営業時間はだいたい夕方まで。 衣類から、日常雑貨、電気製品まで何でも売っています。

地元の朝ごはんに欠かせない調味料は?

一日三食お米のご飯を食べるラオス。 鶏肉や野菜、そしてメコン川の魚をおかずにします。

その時の調味料が「ナムパー」です。
お隣りのタイで「ナンプラー」と呼ばれるこの調味料。
日本で言う「しょっつる」のような魚醤、つまり魚を塩と米ぬかを使って半年以上発酵させたお醤油です。
朝ごはんでは魚や川海苔を、バナナの葉っぱに巻いて蒸し、「ナムパー」の塩味をしっかり効かせます。
もち米をふた付きの丸い籠からつまんで、片手で小さなおにぎりのようにして召し上がれ。

「お醤油」のような上澄みの液体を漉した残りは「パーデーク」と呼ばれ、日本で言うところの、「カラシ味噌」のように使います。