ボビー・バレンタイン元監督が来日
野球の国と地域別対抗戦、第3回WBCは今日、いよいよ東京ドームで第2次ラウンドです。この観戦に来た千葉ロッテのボビー・バレンタイン元監督がきのう、津波被害にあった千葉県旭市の仮設住宅集会所を訪れ、入居者を励ました。アメリカの観光推進団体「ブランドUSA」の観光大使を務めるバレンタインさんは「私の心は常に千葉の皆さんと一緒にある」とコメント。
国体改革、中学2年以下の参加検討
日本体育協会の国体委員会はきのう、国体に参加できる年齢での下限の年齢区分見直しで「中学2年以下の参加」を検討することを盛り込んだ「国体活性化プロジェクト」の報告案を承認しました。10年後の2023年の大会での導入を目標として詳細を詰めていくようです。女子の体操や卓球等年齢の引き下げを望む競技団体が増えてきているのがその理由です。他には現在は行われていない、女子競技のレスリングや重量挙げも検討に入ります。
テニスも「生体パスポート」導入
ITF(国際テニス連盟)は、禁止薬物使用対策として、選手の血液データを蓄積する「生体パスポート制度」を今シーズンから導入すると発表です。競技会以外での検査を含めて回数を増やし、ドーピングの摘発を強化する方針です。生体パスポート制度とは、選手の血液数値の変動を継続的に記録。通常の数値からの変化でドーピングを見つけるというものです。国際自転車競技連合や国際スキー連盟といったスポーツ組織がすでに導入しています。
IOCの日本視察がきのう終了
新聞各紙が伝えていますが、IOCのクレイグ・リーディー委員長以下14人の委員が東京に滞在し、利点をアピールするプレゼンテーション、試合会場や街の視察等オリンピック開催都市としてふさわしいかどうかの視察が終わりました。
まさに国を挙げての「おもてなし」となった今回。2016年の招致失敗では、リオをはじめとした他の候補の都市に比べて、東京の住民の支持率の低さなど、盛り上がりに欠けた、というのが原因とされていました。
今回のIOCの調査では、支持率は70%に上昇。またメダリストのみならず、政財界をあげてのアピールがありましたが、APの東京通信員は、尖閣諸島をめぐる中国との関係などが招致に関しての懸案事項になる、という動きについて、リーディー委員長に質問しています。これに対しては「メンバー同士で議論がなされた」と事実を認め、「視察団の役割ではなく、9月でのIOCの個々の委員の判断に委ねられる」とリーディー委員長はコメントしました。
3月18日からのマドリード、24日からのイスタンブールでの視察を経て、評価委員は評価報告書を作成。7月上旬にスイス・ローザンヌで最終のプレゼンテーションが行われます。今後は視察団以外のIOC委員へのロビー活動がまだまだ続く、という事になりそうです。