日本では1970年代に爆発的なブームがあったボウリング。
都心で閉鎖されたボウリング場も多いのですが、手軽にできるスポーツとして、静かなブームを呼んでいるようです。
さてあの国でのボウリング事情はどうなのでしょう。
今日も2カ国をコネクトしてお送りします。
ボウリングは盛んですか?
アメリカ、ロサンゼルス。ジェフ・マーレーさん
「最近また盛んになってきました」
ボウリング場の機械はアメリカ製だけにもともと盛んですよね
ちょっと前までは、おじさんのスポーツのイメージが強く、お父さんの誕生日パーティをボウリング場で祝うようなイメージでした。
しかし、この3年間でボウリング人口は10%増えたそうです。
そして現在アメリカで競技人口が最も多いスポーツとなりました。
競技人口の60%以上が34歳以下。さらに半分が女性ということで、おじさんのスポーツではなくなっています。
高校で習うスポーツとみなしている州は50州のうち48州!
ペプシ、バドワイザーといったブランドがボーリングに広告を出しています。
ボウリングは盛んですか?
トルコ、イスタンブール。加瀬由美子さん
「昔から盛んではありません」
そもそもボウリング場は昔からあるのでしょうか
イスタンブールで最初にボウリング場が出来たのは、1989年に、イスタンブール・アタテュルク空港に近いガレリアというショッピング・センターでした。その後少しずつ大規模なショッピングセンターにスポーツサロンも併設されて、いくつかにはボーリング・サロンもできました。
それでもいずれも4から8レーン程度のもので、スポーツの余り盛んにならないトルコらしく、料金も庶民には高かったようで、あまり流行していませんでした。
トルコではボウリングがブームになるムードはないのでしょうか
現在のイスタンブールで最大のボーリング場は、アジア側のカドゥキョイという街の、アトランティック・スポーツサロンにある、10レーンのもの。ここには学割があり、1ゲームが6リラ(320円くらい)、3ゲームで12リラ(640円くらい)だそうです。
ヨーロッパ側、アジア側の双方のボーリング場の合計数は15カ所、平均規模4から5レーン。今後ともあまり増えるとも思えません。
一応、ボーリング愛好家連盟もあるそうですが、子供時代から男の子のほとんどはサッカーをして、室内競技であるボーリングには興味を持たないようです。カラオケが全然流行らないのと同じで、笛と太鼓の伴奏さえあれば踊り出すトルコ人気質と言うか、明るいところでドンチャン騒ぐ方が好きな民族なのでしょうか。