2013/3/15

レスリングの五輪協議存続に向けロシアとイランがアピール

インターファクス通信によるとレスリング大国ロシアのプーチン大統領は水曜日にモスクワで世界のスポーツ団体幹部と会談し「古代ギリシャ時代からある五輪種目を排除することは許されない」と述べて、レスリングを五輪種目から除外することに反対を表明。これを受けて昨日、イランのアフマディーネジャード大統領もIOCに手紙を書くと表明しました。

WBCいよいよ佳境です

きのうマイアミで行われたWBC2次ラウンド2組は、プエルトリコが敗者復活1回戦でイタリアに逆転勝ちです。このあと決勝ラウンド進出をかけて、先ほど試合開始の、ドミニカ共和国とアメリカの試合の敗者と対戦します。これで日本代表が進出する準決勝は、プエルトリコ、アメリカ、ドミニカ共和国のいずれかとの試合で日本時間18日月曜日午前から。そして決勝は日本時間20日水曜日朝9時に試合開始です。日本代表はサンフランシスコ・ジャイアンツとの練習試合を6対3で快勝しました。

カナダでの世界フィギュアが開幕

今シーズンのスタートは決して好調とは言えなかったパトリック・チャン選手が高速回転ジャンプと正確な着氷、小技の切れを取り戻し、地元開催のショートプログラムで大会3連覇に向け好スタートです。今シーズン日本の羽生結弦選手が記録した歴代世界最高を大幅に上回る、98.37点をマーク。その羽生選手は派手な転倒もあって9位と不本意な成績。高橋大輔選手は4位で、共にフリーでの巻き返しを狙います。女子はバンクーバー冬季五輪以来となるキムヨナ選手がSPで首位となり、村上佳菜子選手が3位、浅田真央選手が6位につけています。

日本の柔道

全日本柔道連盟の上村春樹会長はきのう、東京都文京区の講道館で記者会見し、TOTOの収益などで日本スポーツ振興センターから助成金を支給された指導者から強化委員会がお金を集め、海外遠征での打ち上げの飲食代などに使っていたと明らかにしました。「互助会的にお願いして頂いていたと聞いた」と説明し、現時点で不適切かどうかについてはコメントしませんでした。 その残高はおよそ2,000万円に達していて、外部の専門家に依頼して実態を調査する予定です。助成金はトップ選手と指導者が競技力向上に専念できるようにするのが目的で、今回の場合は、目的外使用とされる可能性がありそうです。

また倫理推進部会では、選手への暴力問題で辞任した園田前監督と一緒に、暴力には関わりがなかったものの「連帯責任」として戒告処分となっていた田辺勝コーチと女性コーチ2人の処分撤回を協議。上村会長も処分に対して謝罪を表明しました。これで田辺コーチの日本女子代表監督昇格が18日の理事会で正式決定しそうです。また女子強化部長のポストを新設。バルセロナ五輪56キロ級銅メダリストで筑波大学女子コーチの増地千代里さんを起用、来月からフランスへ留学するアテネと北京の五輪を連覇した谷本歩実さんが特別コーチとして加わる見込みです。日本の柔道は新しい時代に向けてどう一歩を踏み出すのでしょうか……。