2013/3/22 ペルー リマ

南米ペルーの首都リマ、海岸沿いのリゾート地で
太平洋を望んで、彼女は大きく背伸び。
そして心に決めました。シーフードの朝ごはんにしよう。
だって、何かいいことが起こりそうな、そんな気がするから。

今朝は南米ペルーの首都、リマです!

日本の3倍以上の国土に、3千万人が暮らす国ペルー。 海岸地域のコスタ、山岳地域のシエラ、森林地域のモンターニャと大きく3つの地域に分かれます。 海岸地域にある首都リマは、16世紀にインカ帝国を征服したスペイン人ピサロによって築かれた旧市街。そこには宮殿や博物館、たくさんの教会などの歴史的建造物、そしてそれ以外にもスペイン風のたたずまいが残っていて、世界文化遺産にも登録されました。 漁業が盛んな海沿いの街だけに、新鮮な魚介類が豊富です。 ここでは日本以外では珍しい、生魚を食べる習慣があります。

代表的なペルー料理は「セビーチェ」です

早朝水揚げされたばかりの白身魚のお刺身を塩とレモンで締めたマリネが「セビーチェ」。 街のいたるところに「セビーチェ」専門の食堂があります。特に市場の近くでは、朝早くからオープンします。あっさりした白身魚の刺身に、刻んだ紫タマネギの刺激と、レモン汁の酸味、そしてコリアンダーなどのちょっとクセのあるスパイスの風味がたまりません。もちろん海老やイカ、ホタテなどお好みのシーフードを追加してゴージャスに食すというのもありです。つけあわせのさつまいもと緑の葉野菜、そして茹でた白いジャイアントコーンといった目にも鮮やかな一品。 味の決め手は、黄色くて少し甘みのあるトウガラシの「アヒ」と赤くて辛みの強いトウガラシの「ロコト」のチリペーストです。ワインのような紫色のトウモロコシジュース「チチャモラーダ」と一緒にどうぞ。

鮮度のいい魚の保存技術が発達していなかった時代からの習慣で、「セビーチェ」専門の食堂は、今でもだいたい夕方すぎには閉店するようです。