2013/3/29 カタール ドーハ

中東ペルシャ湾に面する、カタールの首都ドーハ。
市内の高層ビルを見あげて、彼女は大きく背伸び。
そして心に決めました。アラブ式の飲み物にしよう。
だって、何かいいことが起こりそうな、そんな気がするから。

今朝は中東の砂漠地帯にある国、カタールです!

秋田県とほぼ同じぐらいの広さの国土に、およそ190万人が住む国、カタール。 2022年サッカー・ワールドカップの開催が予定されています。イスラム教の国で厳しい戒律があるために、カタールではアルコールを飲んだり、豚肉を食べることは禁じられています。長いシャツドレスと、髪の毛を覆うという、伝統的なムスリムの衣装を身にまとうのがカタール人。しかし街には労働力として受け入れている外国人の数が多く、欧米のスタイルで歩く人の姿も多く見かけます。原油や天然ガスなど、豊富な資源のおかげもあって順調に経済成長を果たし、世界で最も裕福な国の一つです。夏は40℃にも達する厳しい暑さですが、冬の間平均気温は20℃前後と過ごしやすい気候。年間の降水量は極端に少ないため、農業に適した土地は人工的に水を引いた場所に限られています。

スパイスの効いたコーヒーが朝の一杯です

インドからヨーロッパへの中継点でもあるカタールでは他のアラブ圏と同じように、香辛料を使った料理が盛んです。なかでもスパイスの女王とも呼ばれる「カルダモン」は最もポピュラーなものと言えるかも知れません。カレーにも使う香辛料「カルダモン」の種を乾燥させ粉末状にしたものを、浅炒りの豆で煮出した薄いコーヒーに入れるのが「アラビックコーヒー」。コーヒーの味より、スパイスの香りを味わう飲み物です。ドライフルーツになった「デーツ」というナツメヤシの実をかじりながらどうぞ。

カフェなどでは小さなカップで、少し注いでくれて、なくなるとすぐに店員がお代わりを足してくれる、少しずついただくという飲み物です。