2013/4/5 ジーコの教え

日本代表の監督としての姿が記憶に新しい、という方も多いかと思いますが、そもそもは、Jリーグが発足する前に、住友金属というチームに選手としてやってきたのが、元ブラジル代表、ジーコでした。1991年のことでした。

つまり、プロ化する前です。
ジーコは、プロの選手というのはどうあるべきか、チームメイトに話しました。

ジーコが強調した言葉が3つあります

trabalho(献身)
lealdade(誠実)
respeito(尊重)

「献身、誠実、尊重。この3つを持った、ひとつの家族であれ。」
これが、住友金属。後の鹿島アントラーズに、ジーコが何度も伝えたことだったんです。

1993年5月16日。Jリーグ開幕節。
鹿島アントラーズは、名古屋グランパスエイトに5-0で圧勝。
ジーコはハットトリックの大活躍でした。
当時は、伏兵だった鹿島が、勢いにのり、ファーストステージ優勝。
以後の躍進はみなさんご存じの通りですが、
Jリーグ史上最多の16冠。強いチームになりました。

そのすべての始まりは、ジーコの教え。
「献身、誠実、尊重。この3つを持った、ひとつの家族であれ。」

trabalho、lealdade、respeito。そして、ファミリア・アントラーズ。
この言葉は、鹿島アントラーズのクラブハウスに、今も掲げられています。