中央アメリカ、ユカタン半島にある国、ベリーズ。
カリブ海から昇る朝日を望んで、彼女は大きく背伸び。
そして心に決めました。街の屋台で朝ごはんを買おう。
だって、何かいいことが起こりそうな、そんな気がするから。
今朝は中米の国ベリーズです!
北がメキシコ、西がグアテマラと国境を接していて、四国より少し広い国土に、およそ32万人の人々が暮らします。
砂糖やバナナ、柑橘類などの農業が主な産業ですが、美しい海とサンゴ礁に恵まれていることで、ベリーズの近海は世界遺産に登録されています。 中でもエメラルド色の海に、突如出現する真っ青な海域、「ブルーホール」が世界中のダイバーを魅了します。 かつては陸の上にあった巨大な鍾乳洞が、氷河期の終わりに地殻変動で海面が高くなり、海底に沈みました。
そしてその鍾乳洞の天井が落ちて、空から見ると海に大きな穴があいているように見えるのが「ブルーホール」。
直径300m、深さは100m以上で、まるで海のクレーターのよう。
ダイバーもその海底までは潜れませんが、深さ数十メートルでうす暗い鍾乳石のあいだを、巨大なサメなどの魚が悠然と泳ぐ、神秘的な光景に出会うことが出来ます。
ベリーズの地元料理は?
様々な食文化が混ざっているのがベリーズ料理の特徴。
主食もすりつぶしたトウモロコシを薄く焼いた「トルティーヤ」、そして「コメのご飯」「豆」とさまざまです。
メキシコ料理でおなじみのタコスやブリトスの他、鶏肉や魚介類などをおかずのつけあわせにして、豆の炊き込みご飯のようなものもよく食べられます。
そんなベリーズの朝食は、街に売り子がやってくるミートパイ。
ジューシーなひき肉のシチューが入っているパイをがぶりとほおばると、あっという間に元気が出ます。
しぼりたてのオレンジジュースと共にどうぞ。
手軽に食べられるわりには、料理するのに手間がかかるので、街を行く売り子から買う習慣が残っているようです。