東南アジアのマカオ、ウォーターフロントで海から昇る朝日を望み、彼女は大きく背伸び。
そして心に決めました。喫茶店で朝ごはんを食べよう。
だって、何かいいことが起こりそうな、そんな気がするから。
今朝は東南アジアのマカオです
面積が30万㎢と世田谷区の半分くらいのマカオ。
フェリーターミナルの近くにあるフレンドシップ橋に朝日があたって金色に輝きはじめる時間になると、カジノのあかりが消え、のどかな風景が姿を現します。
近代的な建物と、古くからのポルトガル建築の新旧が共存していることを思い知らされます。
ポルトガルの伝統的なリゾート気分が楽しめるのは隠れ家的な雰囲気のホテル「ポウサダ」。
朝はのんびりしたい、という旅行者に人気です。
しかし中国系の住民たちは早起きで、公園や広場に、太極拳やウォーキングのためにやってきます。
マカオならではの朝の一品
早朝から活気ある市場、紅街市には、肉や魚、野菜からスパイスやソースにいたるまで、さまざまな店があります。
そしてその周囲には、お粥やラーメンなどの露店が軒を連ね、勢いよく湯気が立ちのぼり、買い出しに来た人々の胃袋を満たします。
こうした光景は香港でもおなじみですが、マカオの朝ならではといえるのは、マカオ風の喫茶店です。
パンやサンドイッチ、そして名物エッグタルトなどいろんな食べ物が充実しているのが特徴です。
もちろんオシャレなカフェ・チェーンもありますが、素朴な甘いものがあるのは、ローカルなマカオ風の喫茶店。
温かく、まろやかな口どけで、やさしい味の「牛乳プリン」は、どこか懐かしい気持ちにさせてくれます。
ポルトガル風の濃いコーヒーと一緒にどうぞ。
香港風でもなく、欧米のスタイルでもないマカオ風喫茶店。
地元にしっかりと根付いて人気のようです。