山梨県の富士吉田市、頂上に積もる雪が輝く富士山を臨んで、彼女は大きく背伸び。
そして心に決めました。うどんを食べよう。
だって、何かいいことが起こりそうな、そんな気がするから。
麺は太くてコシがあり、つゆは味噌と醤油のあわせ味、具は、ゆでたキャベツと肉が一般的なのが「吉田のうどん」。
さぬきうどんに比べても、かなり硬くてコシのあるうどんは、しっかりと足に体重を乗せて踏み込まれてできるもの。噛めば噛むほど、麺の味がしみ出てきます。
朝早くからその日分のみを打つ人気店は、お昼過ぎには売り切れて、店を閉めるのが一般的。そのため、開店している時間帯に行けない人は、スーパーなどで売っている袋詰めの「吉田のうどん」を買って食べるのだとか。
唐辛子をゴマ油で溶いた、「すりだね」というピリ辛の薬味をお好みで入れて、ズズッとどうぞ。
最近その人気は富士吉田市の周辺にまで及んでいて、続々と新しい店がオープンしているようです。