日ハム大谷選手が「一軍投手」デビュー
日本ハムのドラフト1位新人、大谷翔平選手はきのう、札幌ドームで行われたヤクルト戦に先発して1軍初登板。5回を投げ6安打2失点でした。野手として既に開幕戦から1軍出場しており本格的な「二刀流」デビュー、1点リードされて降板したものの、8回に同点となったので勝ち敗けはなし。最速で157キロをマークし、4番バレンティンから2つの三振を奪いましたが「3人で終わる回がほとんどなく、もう少し丁寧に投げられるようにしたい」と次回登板への課題のコメントを残しました。
競泳ジャパンオープンが今日開幕!
さがみはらグリーンプールで行われる競泳のジャパンオープン。4種目にエントリーしている萩野公介選手は、初日の今日100メートル背泳ぎに出場。ロンドン五輪のメダリスト入江陵介選手と対戦します。また北島康介選手は初日の100メートル平泳ぎで、世界記録保持者の山口観弘選手と対決。7月のバルセロナでの世界選手権に向けて注目のレースが続きます。
女子柔道で、今度はセクハラ疑惑
全日本柔道連盟の理事に「わいせつ行為」をされたという女子選手が女子柔道バルセロナオリンピックのメダリスト溝口紀子さんに相談したときのう開かれたパネルディスカッションの中で明らかになりました。被害者は全国大会に出場するレベルの選手とのことで、この件を溝口さんが全柔連の一部の役員に話したところ、「セクハラに対する規定がない。今は対応できない」と、問題の対処に動いてくれなかったという事です。
ジロ・デ・イタリア
3週間かけて初夏のイタリアを一周する自転車レースのジロ・デ・イタリア。
このレースによって本格的なヨーロッパの自転車シーズンの幕開けです。
今年で第96回大会となるジロ・デ・イタリアは、ナポリからスタートして、海岸沿いを南下し「長靴」のつま先→かかとを経由して、北に向かいます。イタリア北部、2000m級の峠がつぎつぎと立ちはだかるドロミテ山塊が例年の見どころで「チーマ・コッピ」「パンターニの山」など、勝負どころの名前はヒルクライムが得意な選手にちなんでつけられています。最終日にトップでゴールする選手もまた、そうした山登りの達人ばかり。
総合優勝はピンク色のジャージ「マリア・ローザ」。イタリアのスポーツ紙、ガゼッタ・デッロ・スポルトのシンボルカラーで、「ばら色のレース」とも呼ばれますが、今大会はそのジャージをデザインしたのがポール・スミス。日曜日のゴールはミラノの東の街ブレシアで、それまでステージはあと3つ。きのう山岳地のタイムトライアルで1位となった、地元イタリアのヴィンチェンツォ・ニーバリ選手が、現在は独走体制に入っています。