2013/6/7 山形県 最上郡

山形県の北東部の最上郡にあるJRの堺田駅、無人駅のホームに降り立ち、彼女は大きく背伸び。
そして心に決めました。素朴な朝ごはんを食べよう。
だって、何かいいことが起こりそうな、そんな気がするから。

今朝は山形県最上郡です

宮城県との県境にあり、松尾芭蕉が「奥の細道」の旅で宿泊した国境を守る人の家が今も重要文化財の「封人の家」として残っている、小さな集落の堺田。 東北の中心部分を南北に走る奥羽山脈の標高の低い場所です。 降った雨が 東西どちらかに流れる分水嶺の公園が堺田駅のすぐそばにあります。全国でも珍しいこの場所の 静かな水の流れを眺めるだけで、感慨もひとしおです。

地元野菜のにんにくが名産です

最上地方には、風土になじんだ地域特有の野菜があり、農家が何世代にもわたって栽培し続けてきた30種類が「最上伝承野菜」として認定されています。

そのなかのひとつが、「最上赤にんにく」。
薄皮が赤紫色なのでその名がつきました。
普通のニンニクよりちょっと大ぶりで、生では辛味がありますが、アルミホイルに包んで、焼いて食べると甘みが出て、ホクホクとした食感を楽しめるのが特徴です。
朝ごはんのおかずの定番といえば、スライスしたものを自家製の味噌に漬け込んだり、すりおろしたものを味噌に混ぜていただく「にんにく味噌」。きのこと一緒に食べる事も多いようです。
ピリッとした辛みを楽しみながら、アツアツのごはんでどうぞ。

雪の下で冬を越したにんにくは、じっくりと土の中で春を迎え、今月末から収穫がはじまります。