2013/6/14 ヨルダン ペトラ

中東の国ヨルダンの古代都市ペトラ、遺跡の入口にたたずんで、彼女は大きく背伸び。
そして心に決めました。シンプルな朝ごはんを食べよう。
だって、何かいいことが起こりそうな、そんな気がするから。

今朝はヨルダンのペトラです

首都アンマンから南に車で3時間あまりの場所ペトラ。 ユネスコ世界遺産に指定され、世界中から観光客が訪れます。

砂漠を移動していたキャラバン隊の中継地点として2000年以上前に栄えた、古代都市の遺跡です。
狭い岩場の渓谷の中に雨が降ると、鉄砲水になるため、治水(ちすい)のためダムを作り、水道を作り上げたとされています。

遺跡に入るには、1km以上、クルマが通れない細い通路を歩いて通らなければなりません。
その通路の両側は最も高いところで200mはあるという、そそり立つ岩の壁。
そして、その出口に岩をくりぬいて築かれた「アル・ハズネ」という建造物が突如としてあらわれます。

ここは映画「インディ・ジョーンズ/最後の聖戦」のラストシーンにも登場した「王の宝物殿(ほうもつでん)」。
これ以外にも、3,000席の野外劇場をはじめとする沢山の建物、浴場、墓、柱で区切られた通り、岩の壁画などを見ることができます。

ヨルダンの朝食は「ひよこ豆」がメインです

ヨルダンの典型的な朝ごはんのメニューといえば、ひよこ豆をすり潰したものに、クミン、パセリ、にんにくなどスパイスを混ぜて、団子にして揚げた「ファラフェル」。 そして、これを、同じく、ひよこ豆をすりつぶしたものに、ゴマやレモン汁を混ぜてペースト状にした「フムス」につけ、丸くて薄いアラビアパンの「ホブス」にのせて食します。

焼きたての「ホブス」と揚げたての「ファラフェル」との相性は抜群で、ソース替わりの「フムス」が食欲をそそります。
コーヒー豆と香辛料の「カルダモン」といっしょに挽いた甘いコーヒーと共にどうぞ。

中東の他の国ではそら豆で作るところもあるようです。
肉や魚、そして卵もないメニューが朝ごはんの定番。
それでもしっかりと一日の活力を生み出します。