今週は、イタリア代表、アンドレア・ピルロの言葉をピックアップします!
コンフェデレーションズカップでの活躍、印象的でした!ピルロ!
何なんですか、あの風格。
イタリア代表のなかで、ひとりだけ、違うオーラでしたよね?
いつから、あんなに、しぶい感じでしたっけ?
今や、イタリア代表といえば、ピルロ!そういう存在ですよね。
ピルロのような、ファンタジスタ系、といいますか、アイディアあふれるプレーをするイタリア人といえば、ロベルト・バッジオ!バッジオはまた別の機会にじっくりやりたいと思いますが、しびれましたよね、バッジオには!
ただし、ピルロとバッジオだと、ポジションが違うんです。
バッジオはいわゆるトップ下、ピルロは、その一つ後ろの、ボランチ、なんです。
イタリアでは、「レジスタ」と言われていて、その意味は、「演出家」。
中盤の後ろの方から試合を組み立てる選手のことなんです。
で、ピルロが、今のポジションでプレーをするきっかけとなったのが、他でもない、バッジオだったんです!
ピルロは、1995年に、セリエAのブレシアというチームでデビューします。
その後、インテル、レッジーナとクラブを渡り歩き、もう一度、ブレシアに戻ってくるんですね。ここでバッジオと出会います。そのときに、トップ下のバッジオと一緒にプレーするため、ポジションをひとつ下げたんです。
この経験を、次に移籍したACミランでもいかして、レジスタのポジションを担当します。
そのころ、ミランには、リバウドとか、ルイコスタがいたので、試合に出るためにも、トップ下ではなく、中盤の底ができるのは大きかったんじゃないでしょうか。
ピルロの経歴……輝かしいものです!
2002 ― 2003シーズンのヨーロッパ・チャンピオンズリーグ優勝!
このときは、ACミランに所属していました。
2006年には、ワールドカップ・ドイツ大会で優勝!
フランスとの決勝……ジダンが頭突きで退場になったあの試合ですが……その決勝でピルロは、「マン・オブ・ザ・マッチ」に輝いています。
そして去年は、ユーロで準優勝!
さらに、コンフェデレーションズカップでは、3位!
ちなみに、代表100キャップ目の試合は、コンフェデのメキシコ戦。
伝統のスタジアム「マラカナン」で、すごいフリーキックを決めました。
バッジオ師匠からも、「これ以上の魔法はない!素晴らしいよ、ピルロ!」というお祝いツイートがあったそうです。
そんなピルロの言葉。
僕のキャリアは、終わりに近づいている。 しびれる試合も、もうそんなにたくさんは 経験できない。 だから、すべての試合を 徹底的に楽しみたい。
徹底的に楽しむぞ!という気持ちが、スーパープレーの秘訣なのかもしれません。
ほんとに、見る人をワクワクさせてくれるプレーの数々。
あと1年で、代表引退というのは、ちょっと寂しいですが、今後の活躍も期待したいです。
アンドレア・ピルロ、素晴らしいゴール、見せてくれ!