今週末の日曜日は七夕。
短冊に願い事を書いて笹の葉に飾るという儀式。これは日本だけのものだそうです。
さてあの国での「七夕事情」はどうなのでしょう?
今日も2カ国をコネクト。
オルフェウスはアポロンとカリオペの息子。父で音楽の神アポロンから竪琴をもらい、名手となりました。人間だけでなく、動物をも魅了するほど美しい音を奏でました。そして、エウリュディケと結婚をする。ある日、エウリュディケが散歩をしていると、牧夫アリスタイオスが、彼女の美しさに心を奪われ、めがけて進んできた。逃げる途中、エウリュディケは蛇に噛まれて死んでしまう。オルフェウスは、黄泉の国の支配者のもとへ行き、妻を連れて行きたい、と願い出て、地上へ帰りつくまで、彼女をふりむいてはならない、という条件で願いを聞き入れられたが、到着寸前に振り返ってしまい、たちまち彼女は黄泉の国へ吸い込まれるように消えてしまった。それ以降オルフェウスは、女性を避けていた。ディオニュソス(バッカス)の儀式の時に、女たちは興奮して「あそこに私たちを馬鹿にする人がいる」と、狂乱した。
オルフェウスは手足を裂かれ、頭と竪琴はヘブルス川へ投げ込まれ、その竪琴が織り姫星のベガがあること座になったという悲しいお話です。
もともと七夕では各地に様々な風習がありましたが、近年では「中国のバレンタインデー」として、2月14日、クリスマスとあわせて「三大恋人たちのための行事の日」として派手になっています。
七夕には、恋人にプレゼントを送ろう、豪華なデートをしようといった風潮が強く、お店などでもバレンタインデー同様「七夕スペシャル」が組まれるようになります。