早めに梅雨が明け、毎日猛暑が続く今年の7月。
先週の7月5日は水着のビキニが発表された日だったそうです。
さてあの国では「水着事情」はどうなのでしょう。
今日も2カ国をコネクト。
ビキニの水着はポピュラーですか?
フランス、パリ。ドゥヴィアンヌ園子さん
「定着しています」
やはり水着のファッション歴史も古いのですか?
フランスで水着を発表した最初のデザイナーはシャネルとのこと。
20世紀になって女性が少しずつ肌を見せるようになりました。
20世紀の初めはまだ太陽に焼ける夏の海浜レジャーはなく、パリの人たちは”避寒”地として、ノルマンディーなどの近間の海岸に別荘を持っていたのだそうです。
ビキニが生まれたのは1946(昭和21)年で、フランスのルイ・レアールが、いわゆる「セパレート」の水着を発表。その後はトップレスに至るまでこの100年で水着はどんどん進化したようです。
今年はどんな水着が流行しそうなのですか?
この夏のフランスの水着の流行は、どちらかというとワンピース型が主流。
肩ひもがなく、首から肩にかけて美しく日焼けできるデザインが多いのが特徴です。いわゆるビキニは少ないようです。
ビキニの水着はポピュラーですか?
ドバイ。難波千帆さん
「ビキニは欧米人は着ますが、イスラム教徒は着ません」
イスラム教徒の女性は海水浴はしないのでしょうか?
海に入る人もいますが、イスラム教徒の女性は人前で肌を露出することを嫌います。なので、敬虔なイスラム教徒の女性が水着で海にいるのは見たことがありません。
イスラムの黒い伝統衣装であるアバヤや服を着たまま、海に入っている人はけっこう多いです。
頭から足首までをカバーする、スキューバダイビングのボディスーツのような水着がスポーツ店で売られています。
でも、これを着て泳いでいる人を見たことはありません。
スイミングをする女性はいない、ということでしょうか?
ドバイにはレディースクラブという有料の女性専用ビーチがあります。また、いくつかのスポーツ施設では女性専用のプールなどもありますので、水泳する人はいて、そこで地元の人が水着姿で泳いでいるかもしれません。
また冒頭にお話したようにドバイは欧米人も多いので、ビキニは大丈夫ですが、隣の首長国のシャルジャ、アジマンなどではビキニは欧米人でも自粛するように、というお達しがあります。