バルト海に面する、ラトビアの首都、リガ。
旧市街の教会の前で、彼女は大きく背伸び。
そして心に決めました。健康的な朝ごはんにしよう。
だって、何かいいことが起こりそうな、そんな気がするから。
東西の交易やビジネスの要所として栄えた港町リガ。
13世紀以降ヨーロッパ北部の経済を支配し、300年もの間 続いた都市同盟にも加盟していました。バロックやアールヌーボーなどの中世の面影が残る建物が今も数多く残っており、世界遺産に指定されています。これまで多くの文化を受け入れてきました。何世紀にもわたりラトビアはドイツの支配下にあったので、ドイツ風の文化が色濃く残っています。しかし料理はロシア、南ヨーロッパ、アジアなど、交易のあったいろいろな地域の影響を受けているようです。
バターかチーズ、もしくはジャムやハチミツをつけて歯ごたえのある「ライ麦パン」をゆっくりと食べるのです。
柔らかい小麦のパンに慣れた日本人にとっては、かなりクセがあるパンですが、噛めば噛むほど味が出て柔らかくなっていきます。また「ズパ」と呼ばれる黒パンのパン粉を、お湯でもどして甘いスープにしたものも人気です。
野菜のチコリの根っこを加工して淹れた「チコリコーヒー」と一緒にどうぞ。
ディナーではサワークリームを塗った上に、イクラなどを載せ、豪華に食べる事もあるようです。