2013/8/2 世界の住宅購入事情

消費税が増税という方針があり、住宅の購入を検討しているという方も多いと思います。
さて、あの国での「住宅購入事情」はどうなのでしょう。
今日も2カ国をコネクトしてお送りします。

持ち家の比率は高いですか?

イタリア、フィレンツエ。小泉真樹さん
「72.4%です」

持ち家は人気なのですね?

イタリアでもマイホームは憧れですねえ。
「不動産は確実な投資」と考えている人も多いので、お金がある人は「出来るなら購入」と考えると思います。
ユーロになってから、かなり不動産の値段も上がりましたが、今は、また、不況で少し値段が落ちてきています。

一戸建てと集合住宅ではどうでしょうか?

日本にあるような一軒家というのは、よほど郊外に行かないとありませんし、基本的には「集合住宅の一部を購入」という感じが庶民の精一杯です。

持ち家の比率は高いですか?

NY。中村英雄さん
「全米では67.4%。NYでは32.6%です」

株価上昇が伝えられるNYですが、不動産についてはどうですか?

NYでは、賃貸も分譲も不動産市場はあいかわらず活況を呈しています。
2008年の金融危機で少し落ち込みましたが、今はまた、もの凄い勢いで右肩上がりです。

日本との大きな違いは、マンションは、エリアが再開発されて「路線価」みたいなのが上がると、中古でもどんどん上がります。リフォームで部屋はいくらでも付加価値を上げられますので、資産運用には適しています。

一戸建てについてはどうですか?

一戸建ては、NJ、ロングアイランドなど新興住宅地では、マンハッタンのマンションよりはよっぽど安いです。
部屋数もアメニティもいいのに、エリアの価値がずっと低いからです。

従来こうした郊外は「公立学校の質がいいから」との殺し文句で、市内のヤングファミリーを郊外の一戸建て購入に誘導していましたが、白人の学力が急速に低下して、良いと呼ばれた郊外の学校で白人生徒による乱射が頻発するいる現在、そのセオリーも古くなりつつあります。