立秋を過ぎて暦の上では秋ですが、関東の暑さはこれからが本番。
体調の管理は大丈夫ですか。健康診断の結果に気をつけていますか。
さてあの国での「健康診断事情」はどうなのでしょう?
今日も2カ国をコネクト。
スイス、バーゼル。サウター美由紀さん
「概念自体がないように思います」
新しく保険の契約をしたり、何かライセンス登録をする際などに、健康であるという証明の為の健康診断を受けに行くことはありますが、定期的な歯の検診や産婦人科の検診、子供の一定時期の検診などを除いて、健康な状態なのに医者に行くということはまずありません。
高齢者になれば、病院通いというのはよくありますが、それ以外の人達は風邪などではあまり病院には行きません。
スイスでは皆、各家庭でホームドクターを持っていて、何かあれば、まず、そのドクターのところへ行きます。
子供の場合は、18歳までは、生まれた時からのかかりつけの小児科医へまず行きます。
学校でも日本の健康診断のようなものはしていません。
例えば、その人が骨折して直接外科に行ったりしても、そのカルテは外科からその患者のホームドクターに送られます。つまり、ホームドクターはその患者に関する全ての病歴を把握しています。
スイスの専門医には有名な医者や優れた人が多くいて、医薬品会社が多くあり、日本では認められていない治療薬や治療法をこちらで受ける為、日本からスイスに来られている一部の難病の患者さんも増えています。
インド、ムンバイ。ハリー・チェンさん
「最近ごく一部でスタートしています」
基本は何か起きたときに病院に行くスタンスが多く、事前に病気を防ぐ文化はあまり浸透していません。
基本、一般の方は健康診断は受けません。
しかし最近は、Medical Checkupの病院があり、定期的な診断が、ごく一部の大手企業などでスタートしているようです。ある一部では、完璧なCTやレントゲン写真などすべて受ける事も可能です。
インドの大都市では病院も一流で、巨大なお城みたいな病院は多々あります。
入り口には、なんと、お寺があり、お坊さんもいたり、ヘリコプターで来れたり、薬は「エアーダクト」(空気で薬を遠い倉庫から運ぶ仕組み)などがあり、セレブ用の豪華な専用フロアーもあります。
巨大な大国インド。今、最大の問題は肥満と糖尿病。今後は世界一の糖尿病国家になる予想です。