2013/8/9 フィリッポ・インザーギの言葉

今週は、今日(8月9日)がバースデイのこの方、フィリッポ・インザーギの言葉。

今日で、ちょうど40歳なんです、インザーギさん。
去年、引退しましたが、選手生活の通算ゴール数は、300を超えました。
セリエAで10回ものハットトリックを決めていて、これは記録だそうです。

インザーギが好きだという日本の選手も多くて、岡崎慎司選手、大黒将志選手、そして、有名なのは、佐藤寿人選手!

佐藤寿人選手は、「ゴール後にコーナーフラッグに走って行き、それを掴む」というパフォーマンスをするんですが、これは、インザーギを真似たものなんです。
飼っている犬の名前も、インザーギさんの愛称と同じ「ピッポ」。

最初にブレイクしたのは、96-97シーズン。
アタランタというチームで24ゴール!得点王!

これによって、翌97-98シーズン、名門ユベントスへ移籍しました。
その最初のシーズン、あのデルピエロとのコンビが炸裂!18ゴールをあげて、リーグ優勝に貢献しました。

2001年には、ACミランへ移籍。
引退まで、ミランのユニフォームを着つづけました。

あの得点感覚。相手チームだったら、嫌でしょうねー。

昨シーズンまでマンチェスター・ユナイテッドを率いたファーガソンさんはこう言ってます。
「あの小僧は、オフサイドポジションで生まれたに違いない」。

とにかく、そのポジショニング、素晴らしいものでした。
ヨハン・クライフは、「彼はサッカーをしていない。ただ、いい場所にいるだけだ」なんてコメントをしているそうですが、そういう場所にいられるのがすごい!

そんなインザーギさん、去年引退しましたが、そのとき、ACミランのウェブサイトに、お別れの手紙が掲載されました。
その言葉を紹介しましょう。インザーギからの手紙です。

ありがとう、ミラン。ありがとう、カルチョ。
ミランに関わっているすべての人たちに感謝しています。

オフィスの電話オペレーターから、売店や倉庫で働いている人たち、そして理学療法士やドクターやシェフ。
私が、日曜日に半袖のユニフォームに袖を通しプレーをしているとき、私がいつ得点を決めるのかと思いながら、観ていてくれていたと思います。
世界中から愛情を注いでくれた素晴しいファンのみんな、チャオ。
そして、チームメイトのみんな、チャオ。

今朝は、去年、引退した名選手、元イタリア代表で、ユベントスやACミランで活躍した、フィリッポ・インザーギをピックアップしました。
お別れの手紙。いろんな人への感謝が散りばめられていて、人柄が現れていましたね。かっこいいなー

インザーギさんは今、ACミランで、20歳以下のチームで監督を務めています。
インザーギさんの指導のもと、すごい得点感覚を持った選手がミランから登場する日が来るのも、そう遠くないかもしれません。