アメリカ、カリフォルニア大学サンタクルーズ校の研究チームは、海岸線を保護し、魚のすみかを提供する「海草」の回復に、ラッコが貢献している可能性がある、という研究論文を発表しました。
カリフォルニア州最大の河口地帯に生育する海草とラッコの生息数を数十年にわたって記録した結果、ラッコが生息していなかった1971年から76年の間と、ラッコが再び生息しだしてから20年が経った2005年〜09年の間を比較したところ、ラッコが生息するようになってからのほうが、海草の数が回復していた、ということ。
絶滅危惧種であるツシマヤマネコが唯一生息する長崎県対馬市の広大な森について、対馬市は、債権者と合意。土地を購入することが決まりました。
今後、環境省の対馬野生生物保護センターと連携してツシマヤマネコの保全を目指します。
続いても、絶滅危惧種を守る活動。
日本ナショナルトラスト協会は、奄美大島に生息する絶滅危惧種アマミノクロウサギと豊かな森を守るため「アマミノクロウサギ・トラストキャンペーン」を実施しました。このキャンペーンによって、目標金額の2,000万円が集まり、100ヘクタールの森を購入することができました。希少な動植物が暮らす森が開発をまぬがれます。