いよいよ大詰めの2020年のオリンピック開催地の決定。
他の最終候補の「直前事情」はどうなのでしょう?
今日も2カ国をコネクト。
スペイン、セビリア。加藤由香里さん。
「盛り上がっています」
メディアではスペイン人の9割がオリンピック招致に賛成しており、マドリード中心では、広場に大量の花が植えられるなど、五輪招致が決まった際に行う祭りの準備が既に行われています。
ちなみに、あるメディアで、マドリードにオリンピックが決まった際のメリット・デメリットが掲載されていました。
トルコ、イスタンブール。加瀬由美子さん。
「さまざまな反応があります」
アピールポイントは……
オリンピック史上、初めてのイスラム圏での開催。
海に囲まれた景観の地、この眺めは世界に二つとない。
アジアとヨーロッパ2大陸にまたがる唯一の都市である。
世界に類を見ない貴重な歴史的遺産に溢れた街。
経済成長が目覚ましいトルコの国力は五輪を招致するにふさわしい。
といったところです。
逆に、ウィークポイントは、
メイン会場とイスタンブール中心部の市街地へのアクセス不備。
イスタンブール市内の慢性的交通渋滞。
6月に大きな反政府運動があって、外国から見ると政情不安を感じさせる。
という点が挙げられています。
そしてイスタンブール招致委員会の、興味深い見解として、
「このところ、多くのトルコのスポーツ選手が、ドーピング違反で検挙。または、取り調べを受けているが、これは誠心誠意、ドーピングをなくそうと努力した結果であり、オリンピックを招致する上でも画期的な出来事である」
と述べているようです。
招致賛成派は、かつては万年落選候補だったが、諦めず果敢に名乗りを挙げてきました。
「ぜひとも、街全体が世界遺産のようなイスタンブールを世界中の人に見ていただきたい」
という事のようです。
招致反対派は、
「オリンピックに浮かれている時ではない。
地方との格差を縮めることに予算を使え。」
どうでもいい派は、
「総花的なオリンピックより、サッカーの方が面白い。ワールドカップで優勝できるようなチーム強化が必要だ。」
神の思し召し派は、
「結果はアッラーの神様だけがご存じだ。東京、マドリッド、イスタンブールのどこに決まろうと、これはアッラーの思し召しなので、開催地発表を心静かに待つつもり。」
などなど。