ハンガリーで行われているレスリングの世界選手権。女子55キロ級の吉田沙保里選手と女子63キロ級の伊調馨選手が、いずれも決勝で相手に1点も許さずに圧勝して金メダルを獲得しました。吉田沙保里選手は前人未到の14大会連続世界一の快挙。「ロンドン五輪が終わって、いろいろ忙しい日々が続いたが、結果が出てうれしい」。そして伊調馨選手は11度目の世界一ですが「攻めが遅く出来としては半分かな」とコメントです。
ソウルで行われている女子テニスの韓国オープン、シングルス2回戦でクルム伊達公子選手が第2シードのマリア・キリレンコ選手を6-3、6-1で破り、準々決勝に進出しました。また日本テニス協会の常務理事会で、クルム伊達公子選手がジュニア選手育成を目的にした全国大会を創設することが報告されました。これは男女の小学生が団体戦形式で争うもので、来年から開催される予定です。
プロ野球の加藤良三コミッショナーはきのう、都内で行われたオーナー会議で、統一球問題の責任を取って今季のレギュラーシーズン終了後に辞任する意向を表明。加藤氏は記者会見で「統一球問題でお騒がせし、迷惑を掛けたことが大きな要因」と説明しました。しかし統一球調査報告と、リーグ優勝決定直前での突然の辞任表明に厳しい意見が続出しています。
ママになって来年のソチ冬季五輪を目指すフィギュアスケート元世界女王の安藤美姫選手。3シーズンぶりとなる復帰戦をドイツで戦うことが決まりました。来週26日開幕のネーベルホルン杯に、ドイツ・スケート連盟の「招待」という異例の形での出場。日本スケート連盟は強化指定の選手以外は、国際大会に出場できないという立場を取ってきましたが、理事会で今回の特例についての議論があったものの、最終的に出場を認めたものです。
安藤選手はこれまで、関東選手権、東日本選手権で結果を残し、強化指定選手に復帰してから国際大会に出るという道筋を描いていました。しかし今回の出場で国際スケート連盟がソチ冬季五輪出場の条件として定める最低技術点をクリアするチャンスとなりました。目標としていた試合は約2週間の前倒しになりますが、練習では連続3回転ジャンプもクリアするなど、調子は上向いているとのことです。