2013/10/11 ロシア サンクトペテルブルク

ロシアの西側、バルト海に面した街サンクトペテルブルク。
ネヴァ川のほとりで、彼女は大きく背伸び。
そして心に決めました。簡単な朝ごはんにしよう。
だって、何かいいことが起こりそうな、そんな気がするから。

今朝はロシア第二の都市のサンクトペテルブルクです!

サンクトペテルブルクは昔のロシア帝国時代には首都として、ソ連だった時代にはレニングラードという名前で、文化が花開いた中心の街として、長い歴史を持ちます。市内のあちこちに運河や橋がある、水の都。

きらびやかな宮殿や教会のある歴史地区は、世界遺産に登録され、たくさんの見どころがあります。
世界三大美術館のひとつともいわれるエルミタージュ国立美術館もそのひとつ。
ドフトエフスキーやツルゲーネフをはじめ、世界的に有名な文化人が活動した都市ですが、今もその輝きは衰えていません。

特に、チャイコフスキーによる大半のバレエ作品が初めて上演された、マリインスキー劇場はクラシック好きにとっては必ず訪れたい場所でしょう。

サンクトペテルブルクでの簡単な朝ごはん

街にあるパン屋さんの中でも、揚げたパンをメインに取り扱うファストフード店が、最近は人気だそうです。
ロシアの有名な揚げた惣菜パンといえば「ピロシキ」ですが朝ごはんは、もっとシンプルなドーナツです。

「ピィシュカ」と呼ばれるその小麦粉で作ったドーナツは、もちもちした食感が特徴。
リング状になった生地のストレートな味わいを、ふりかけた粉砂糖のみで楽しみます。
ロシアの他の地方ではジャムなどがはいった、甘いピロシキやドーナツもあるようですが、サンクトペテルブルクは「ピィシュカ」が名物。

揚げたての「ピィシュカ」を頬張りながら、熱い紅茶といっしょにどうぞ。
一般的には出勤途中にお店に寄って店内で食べたり、テイクアウトしてオフィスで食べたりする事が多いようです。