最近男性用の化粧品の広告をよく目にしますが、男性の身だしなみ世界での「グルーミング事情」はいったいどうなのでしょう。
今日も2カ国をコネクトしてお送りします。
韓国、ソウル。ヤン・ジョンミさん
「特に最近は大変なブームです」
就職(面接)のためとか人を接する営業マンなど、美意識の高い韓国で見た目や外観も実力=競争力の一部という認識があるのも理由の1つです。 BBクリームを塗ったり眉毛を整えたりするのも徐々に定着してきてます。
現在世界の男性コスメ売上げ1位が韓国、という統計もありますがこうしたブームのきっかけになったのは5年前。
韓国の男性アイドルがメークをし始めてからと言われています。
本格的に男性消費マーケットが大きくなった2011年からは各デパートにも男性専用売り場が続々と現れてます。
最近は軍隊で訓練用の偽造(カムフラージュするための)クリームも、お肌に優しく老化を防ぐものが人気を得てるので、あらゆるコスメブランドから出ています。
クリニックでのスキンケアはもちろん、男性専用の脱毛や、毛穴の管理なども盛んです。
男性整形を専門に行なう整形外科もオープンしているくらいなので、プチ整形をする男性も増えてきてます。
これからも韓国男性のグルーミングはより進化していくと思います。
インド、ムンバイ。ハリー・チェンさん
「やはり流行っています」
当初、美白は女性が使っている物だと思われてましたが、10年前程に「実は美白クリームの3割は男性が使っていた!」事が発覚。
その後男性をターゲットした美白を開発、販売、大きな市場に育っています。
インドにはいろいろな人種がいますが、大半は「Light skin」を好みます。
ボリウッドの大物女優男優の大半は美白クリームなどのイメージキャラクターになり、広告塔になる際に4,000万円のギャラが約束される!
男性エステは大流行り、なんとインドの3分の1のスパ利用者は男性、アーユルベーダマッサージ、酸素フェイシャル、ダイアモンドフェイシャルなどを楽しむ男性が多数。
また、新婚などのカップルでのエステ、ハネームーンは大流行り。
あるホテルのオーナーで88歳の方は、毎年3週間アーユルベーダ・リトリートに行き、完全に仕事から離れる、長生きはアーユルベーダ、「君も早くはじめなさい!」とニコニコと僕に語りました。
僕はそのすすめもあり、数年前南インドケララ州でヨガ、アーユルベーダ、マッサージ三昧で「生き返る」経験をしましたが、3日間ぐらいしかもたなかった……