2013/10/18 ホンジュラス共和国 コパン・ルイナス

中米の国、ホンジュラス共和国の西側コパン・ルイナス。
マヤ文明の遺跡の中で、彼女は大きく背伸び。
そして心に決めました。ワンプレートの朝ごはんにしよう。
だって、何かいいことが起こりそうな、そんな気がするから。

今朝は中米の国、ホンジュラス共和国です!

北米大陸と南米大陸をつなぐ場所にあり、海岸線の大半がカリブ海に面する、ホンジュラス共和国。
日本の3分の1たらずの広さで、およそ800万人が暮らします。
赤道に近いものの、国土の8割近くが山岳地帯なので、一年を通して比較的しのぎやすい気候が特徴です。

グアテマラに近いコパン・ルイナス市という街は、紀元5世紀から9世紀にかけて栄えたマヤ文明の有力都市。
歴代の王の彫像、その業績を記した石碑、象形文字がある階段、建物に刻まれた美しい彫刻など。 それらは、芸術的価値からも評価が高く、ユネスコの世界文化遺産として登録されていて、世界中から観光客が訪れます。

ホンジュラスの一般的な朝ごはんは……

ホンジュラスの人々は、軽めの朝食で済ます事が多いようですが、朝早くからオープンしている食堂では、「ティピコ」というメニューがメインとなります。

「ティピコ」とはスペイン語で「一般的」という意味で、一つのお皿に、料理が全部一緒に乗って出てきます。
そこには 赤いインゲン豆をすりつぶして煮た「フリホレス」をメインに、卵料理、チーズ、クリーム、焼いたバナナなどが添えられます。それらを、トウモロコシの生地を焼いた、薄くて丸い「トルティーヤ」でくるんで食します。

メキシコ料理の「タコス」に似ていますが、違うのは食べる時に自分で好きなように具を乗せることと、味のベースが「フリホレス」なのでほとんど辛くないこと。

トウモロコシをすりつぶし、シナモンと砂糖を加えて香りと甘みをつけた温かい飲み物、「アトール」といっしょにどうぞ。
トウモロコシのジュース「アトール」の歴史は古く、古代マヤ文明の時代から飲まれているようです。