トルコのイスタンブール。アジアとヨーロッパの間にある、ボスポラス海峡で、彼女は大きく背伸び。
そして心に決めました。世界遺産の朝ごはんにしよう。
だって、何かいいことが起こりそうな、そんな気がするから。
トルコがまだオスマン帝国時代だった1860年に構想が持ち上がったといわれるマルマライ計画。
イスタンブールをアジアとヨーロッパに分断するボスポラス海峡を海底トンネルで結ぶというものでした。
150年の時を経て今週の火曜日、およそ13.6キロのトンネルがついに完成し、鉄道の開通式が行われました。
ボスポラス海峡には、自動車用のつり橋が2つ既にかかっていましたが、増える交通量で常に大渋滞。 フェリーでも30分間かかっていた海峡間の移動は、 トンネルの完成で、4分に短縮されています。
世界でも有数の、速い潮の流れが特徴のボスポラス海峡。
海底に穴を掘り進んでトンネルを作っていくのではなく、コンクリートの大きな箱を、ひとつずつ埋めていくという難しい工事を、日本の土木技術でなしとげました。
「ケシケキ」です。
もともとは儀式で仲間の連帯感を高める時にふるまわれた伝統的な食べ物だったようですが、今では家族の朝ごはんとして一般的。
小麦、鶏のささ身肉をたっぷりの塩水と一緒に、陶器の壺に入れて、大きな石のオーブンで、一晩中火にかけて、ドロドロのお粥にします。 朝起きてから食べる前に、長い木のスプーンでぐるぐると中身をかき混ぜたら出来上がり。
かきまぜたスプーンで、お皿によそります。
トマト・ペーストや溶かしバターをかけて熱いお粥をさましながらいただきましょう。
麦の歯ごたえがある食感とうま味が一体となって栄養があって、腹もちがするので人気の朝食です。