ベトナム社会主義共和国最大の都市、ホーチミン市。
ベンタイン市場の入口で、彼女は大きく背伸び。
そして心に決めました。 麺類の朝ごはんにしよう。
だって、何かいいことが起こりそうな、そんな気がするから。
南北に長い国土を持つベトナムの南の端近くに位置し、かつては「サイゴン」と呼ばれたホーチミン市。
ホーチミンとは独立に導いた国民的な英雄の名前で、その銅像や肖像画などは、街のいたるところで、見ることが出来ます。
年間の平均最高気温が30度を超える熱帯気候ですが、雨期が終わり、激しいスコールがなくなる今の時期が観光にとってベストシーズンです。
街の中心部のベンタイン市場周辺には、キュートなアクセサリー、オーダーメイドのアオザイ、カラフルなベトナム雑貨ショップなどが軒を連ねます。 とてもリーズナブルな値段なので、ついつい、あちこちのお店をはしごしてしまいそう。
他にも博物館めぐりや、エステ、マッサージ三昧など楽しみはいっぱいです。
朝早くから賑わっているのが「フォー」の店。
ダシを作るのに手間がかかるので、ほとんど家庭では自分たちで調理せず、朝、専門店に食べに行くようです。
「フォー」はコメが原料の平打ちの柔らかい麺ですがそれ以外にも「ヌイ」というマカロニのようなものや、「ブン」という、うどんのような麺もあるのです。
ベトナム南部のホーチミン市では、歯ごたえがあって細い、そうめんのようなお米の麺「フーティウ」が一般的。
鶏肉、牛肉、豚肉、カニ身のいずれかが入ったスープを組み合わせて、オーダーします。
つけあわせの生野菜を入れライムを軽く絞って、どうぞ。
フランス統治の名残から、洒落たカフェも多く、「バインミー」というフランスパンもありますが、やはり朝は「麺類」でスタートするようです。