2013/11/22 キプロス共和国

地中海に浮かぶ島国、キプロス共和国。
朝日で輝く海辺を臨んで、彼女は大きく背伸び。
そして心に決めました。健康的な朝ごはんにしよう。
だって、何かいいことが起こりそうな、そんな気がするから。

トルコの南の地中海に浮かぶ島国、キプロス共和国。
四国のおよそ半分の国土に33万人あまりが住んでいます。

アジア、ヨーロッパ、アフリカの海上交通の交差点。それだけに数千年以上の歴史を物語る、数々の遺跡や博物館などがあちこちにあって、見どころはいっぱいです。

中でもキプロスのかつての首都パフォス。愛と美を司る神、アフロディーテーがこの近くの海の泡の中から生まれた……というギリシャ神話の伝説の地です。

海岸沿いのリゾートで結婚式を挙げるというカップルをはじめ、世界中からたくさんの観光客がやってきます。

小さな国キプロスですが料理は、北側がトルコの影響を南側がギリシャの影響を受けていると言われます。
どちらでも食べられるのは「ハルミチーズ」。
原料は牛乳、山羊の乳、そして羊の乳で、ミントが混ぜ込まれているのが特徴です。

そのまま生で食べると、キュッキュッと音がする、歯ごたえのある食感がとてもユニークです。そして噛み締めると、ミルクとミントの香りがふんわりと口の中に広がります。加熱しても溶けにくいので、お餅のように少し焦げ目をつけ焼いて食べるのが地元では最もポピュラーな食べ方。

スライスしてサラダに混ぜたり、サンドイッチの具材にしたり、その日の気分で調理していただきましょう。
コクがあってトロリとした濃厚な味わいのキプロス風のコーヒーと共に、どうぞ。
製造過程のミルクの配合で味が微妙に変りますが、塩気があるタイプを食材として使う事が多いようです。