福岡で行われているフィギュアスケート・グランプリ(GP)ファイナル。 昨日はショート・プログラムが行われ、男子は羽生結弦選手が冒頭の4回転ジャンプをしっかり決めると、そのままスピードに乗った滑りで、空中でも軸がぶれないジャンプが成功。 パトリック・チャンのこれまでのSP世界歴代最高得点98.52を上回る99.84をたたき出し、首位に立ちました。 また女子でも浅田真央選手がトリプル・アクセルが回転不足となりましたが、自己ベストを更新する演技構成点が寄与して首位発進です。
2018年に韓国の平昌(ピョンチャン)で行われる予定の冬季五輪で、カーリングにミックスダブルスを追加するようWCF(世界カーリング連盟)が要求しています。 2010年のバンクーバー大会に向け男女の2種目以外に実施するようIOCに要請したところ、まだ世界的に広まっていないとして却下されました。 WCFの会長は前回の申請から状況は変ったとコメント。 日本でも2008年からミックスダブルスの日本選手権が行われています。
下村博文五輪担当大臣はきのうの衆院文部科学委員会で、2020年の東京五輪のメインスタジアムとなる新国立競技場計画について語りました。
延べ床面積を当初からおよそ25%縮小する一方、収容人数8万人を維持するとした修正案に理解を求めています。 「8万人規模は国際標準、国際公約で、順守する必要がある」とコメント。 計画の規模が過大との批判が出ていることに対し「見直すべきところは見直していきたい」と述べ、コスト削減に努める姿勢を重ねて示しました。
難航した日米野球界の新ポスティングシステム(入札制度)交渉は、ようやく両者で基本合意しました。 新しい制度案では大リーグから日本の球団に支払う入札額に2,000万ドル(日本円でおよそ20億円)という上限が設定されることになりました。 そして複数のチームが同じ入札額でオファーした場合には、選手個人がその複数の球団と交渉できます。
選手にとっては契約金や年俸などの条件をはじめ、本拠地の環境を含めて自分に合ったカラーのチームを選択できるというメリットがあります。 新制度について反対していた日本プロ野球選手会は、日本プロ野球機構から報告を受けて、「従来の内容よりも前進した」として今回の案について了承しました。
田中将大投手の入札額は一時期メディアで伝えられた、「およそ100億円」より大幅に抑えられることになり、所属球団の楽天にとっては痛いダウンとなります。
これを受けて楽天の立花球団社長はきのう、入札額の上限に設定された金額の、およそ20億円が、妥当かどうかステークホルダー(利害関係者)に説明する義務があるため、これを協議する必要と慎重な姿勢を示しました。 協議の結果、この上限額が妥当でないと判断された場合は「次のステップに進まない可能性もある」。 つまり田中投手の入札制度の利用を認めないこともあるとしています。 何とか制度は落とし所に到達しそうですが、田中投手個人の大リーグへの移籍についてはまだまだハードルが待ちかまえています。