2014/1/10 スコットランド アバディーン

スコットランド北東部の港町、アバディーン。
強い風が吹きつける中、彼女は大きく背伸び。
そして心に決めました。からだが暖まる飲み物にしよう。
だって、何かいいことが起こりそうな、そんな気がするから。

今朝はスコットランドのアバディーンです!

アバディーンはスコットランドで、エジンバラ、グラスゴーに続く3番目に大きな都市。
もともとは漁業が中心の街でしたが、1970年代に北海油田が見つかって以来、採掘の拠点として石油関連産業で栄えるようになりました。

中世から町はありましたが、19世紀はじめのナポレオン戦争の時代に近代的に整備されました。
その時から地元で採れる花崗岩が主要な建物に使われていて、町並みは真っ白で落ちついています。

海沿いに建つ石油タンクなどの建造物の、無機質な輝きとのコントラストが印象に残ります。

温かいスープから朝はスタートです

スコットランドの具沢山なスープが「スコッチブロス」。
ブロスとは、本来はコンソメベースの澄んだスープのことで、伝統的なスコットランドのレシピでは羊のだしがメインです。

大麦、それも Pearl Barley という精白された丸麦に羊肉と野菜を混ぜ、とろ火でコトコトと時間をかけて煮込んだだけという素朴なスープです。

一般的には炒めたタマネギに、ニンジンや長ねぎ、セロリなどをサイの目切りにして作るりますが、家庭では前日に残った野菜を入れる事もあるようです。 味付けは塩とコショウだけ、ですが、一晩じっくり煮込む事で、朝には野菜のうま味がしっかりと出てきます。

食物繊維が豊富で、身体が芯から暖まる「スコッチブロス」。
薄くスライスしたライ麦の黒いパンと一緒にどうぞ。


さて東京メトロ・明治神宮前駅、7番出口からすぐのところに先月オープンした「MIZUcafeプロデュースド・バイ・クリンスイ」。

こだわりのお水で作るお料理とドリンクが楽しめますが、今ここでは「MIZUcafeオリジナル」の「スコッチブロス」を食べることができます。