1月17日。 阪神淡路大震災から19年目にあたります。
ラジオをお聴きのあなたは、地震に対する備えはいかがですか?非常食などは用意していらっしゃいますか?
その非常食ですが、あの国ではどういう事情なのでしょうか?
今朝も2カ国をコネクト。
韓国、ソウル。ヤン・ジョンミさん
「軍隊用の非常食のイメージで一般的です」
韓国はまだ休戦中であって戦争が終わったわけではないので、非常食といえば「戦争=戦時」を思い出すことが多く、戦闘食糧とか、軍隊用の非常食を浮かぶことが多いです。
とはいえ韓国の非常食は日本と変わりません。
レトルトご飯やインスタントカップ麺、乾パンや缶詰などが一般的です。
水なし、もしくは水を入れるだけで食べられるようになっているものが多いです。
発熱(密閉)容器とセットになってるちゃんとしたお弁当のようなものもあります。
普通、ネット販売されるものが多く、「キム兵仗戦闘食糧」というようなネーミングがされています。
韓国は地震があまりないので、震災のためというよりは登山や、炊事ができないキャンピング場用の発熱紐だけ引っ張れば5分で温められるサムギョップサルや、薫製バーベキューなどを非常食として保存しておくのも人気です。
フィリピンに来てから、大きな災害を残念ながらいくつも経験することになってしまいましたが、日本政府の緊急援助物資を供与すべく、被災地に行った際にも、フィリピン政府の支援物資の食糧パッケージにはお米、イワシの缶詰、ビーフローフの缶詰、カップヌードル、3 in 1(コーヒー、砂糖、クリームが一つに入っている粉末のコーヒー)、ミロとなっており、これらが一般的な非常食であまり日本と変わらないのだ、と思いました。
非常食として意識せずとも、フィリピン人は多めに食糧を購入しておく傾向があるようで、特に雨期の前には十分なストックを用意するということでした。
おもしろいのは、フィリピン人は、ごはんが大好きで、ごはんとおかずの割合は、日本と比較すると、ごはんの方がかなり多いです。 少なくとも、割合は5:5はあるはずだとみています。
被災地に行くと、いつも山のようにお米が積みあがっています。
「お米がないと食事にならない」という国民性だと思っています。