2014/3/7 世界の超高層ビル事情

今日3月7日、大阪に地上300メートルという日本一の高さのビル「あべのハルカス」がオープンします。
観光名所としても人気の超高層ビルからの景色は、ある種異次元のものがあり、魅了されます。
そんな「世界の超高層ビル事情」、あの国ではどうなのでしょうか？
今朝も2カ国をコネクト。

中国、上海。森麻衣佳さん
「観光客で賑わっています」

日本語では「上海タワー」と呼ばれていますが、中国語では「上海中心大厦（上海センタービル）」です。
塔ではなくてビル。

高さは632m。地上121階（125階という情報もあり）の予定。
ラグジュアリーホテルなどの商業施設や展望台、空中庭園、オフィス、会議場やイベントスペースが入ります。上海の会社3社が合同出資。建設はアメリカのゲンスラー社です。

龍の形をイメージし、ガラスのファサードが螺旋を描くデザイン。
来年開業予定で、風力発電を取り入れるなど、エコを意識したビルです。
場所は浦東新区、陸家嘴という開発エリアで「森ビル」（474m）や「金茂タワー」（420.5m）と共に、超高層ビルが3つ並びます。

ホテルは101階がロビーと、世界最高層ホテルになる予定ですが、大気汚染がひどい日は景色が見えないのではと心配です。

上海の老舗ホテルが出資する新しいブランドの超豪華ホテルが入るそうで、インターコンチネンタルが管理を行うようです。

エレベーターは日本の三菱電機が106台を受注。そのうち3台は地下2階から地上119階の展望デッキまでを分速1,080mで結ぶ、世界最速のエレベーターになります。また、578.5mという世界最長昇降行程距離のエレベーターも入ります。

ドバイ。小澤学さん
「観光客で賑わっています」

世界一高い建物はバージカリファといって828m、160階建てです。
ダウンタウンドバイという所にあります。
周りにはドバイファウンテン、ドバイモールといち大観光名所となっています。

展望台の入場料金は、125 AED (3,500円ほど)で予約が必要。予約なしですぐ入れるチケットは400AED (1万2千円ほど)と値段の違いが大きいので、日本からいらっしゃる場合は事前にオンラインで予約しておいた方がいいです。

構成としてはホテル、アパートメント、オフィスから成り立っています。
また、低層階にはレストラン、バーなどもあり、建物中程にも展望台、バーがあります。

どのようなオフィスがあるのかは残念ながら僕はここで働いている知り合いがいないので、お答えできませんが、「どんな人が住んでいるのか」というと、ごく普通の人々です。定期的に空きが出ています。
セキュリティがかなり頑丈ですので住んだ場合は友人を招待するたびに一苦労しそうです。