3月23日は「国際気象デー」です。
日本の天気予報は花粉情報、黄砂予報、桜前線などこの時期もバラエティに富んでいますが、そんな「天気予報事情」、あの国ではどうなのでしょうか?
今朝も2カ国をコネクト。
フランス、パリ。ドゥヴィアンヌ園子さん
「あります」
TVでの天気予報官は最近ではセクシーでユーモラスな女性が大人気で、天気予報担当のパーソナリティーで視聴率がグーンとあがった局も有ります。また予報官から女優さんになった人がいるくらいです。
ワイン大国ですから、日照時間に左右されるぶどう畑の収穫の善し悪しを伝えたり、春先に急な天候の変化によるぶどう畑の被害や、ワイン生産者の一喜一憂を伝えます。
秋のぶどう収穫はフランスでは伝統的お祭り行事に近く、そのスタートの日程も地方ごとに細かに天気予報官が伝えています。
また有名スキーリゾートが多いフランスですから、冬のバカンスに家族連れでスキーにでかける人も多くスキー場の積雪状況を付け加えたりすることもあります。
フィンランド、エスポー。遠藤悦郎さん
「あります」
冬の時期はテレビの天気予報コーナーで、簡単ではありますが必ず交通気象情報 = 雪道の状況(凍っている、吹雪いているなど)がお知らせされるというのはあります。
春以降は日本でもおなじみ花粉情報もあります。 シラカバやマツ、トウヒ(スギ)の花粉症とかになると、国土がほとんど森と湖なので……逃げ場がなく大変です。
夏は紫外線予報が出ます。北極圏に近いのでオゾンホール拡大の影響をもろに受けて、紫外線が増すので、これも重要です。
テレビではやっていませんが、フィンランド気象庁が公開しているオーロラ情報というのがあります。
オーロラの発生に欠かせない地球を取り巻く磁気の乱れ(磁気嵐)をメールでお知らせしてくれるサービスがあります。
予報は大変難しく1時間後の傾向しか表示されませんが、フィンランド北部の北極圏やそれに近い地区では、磁気嵐情報でオーロラ発生の確率が上がったことを聞いてから外にでて待つと見られる確率がぐっと上がります。
日本からのオーロラ観光の皆さんのためのガイドさんたちもこう言った情報や、太陽フレアの観測をしているところの情報などで早めに予想をたてて動いているそうです。 もちろん晴れていないと空が見えないのですが……去年今年あたりは11年周期のオーロラが多く発生する当たり年です。