いよいよ消費税が8パーセントに上がります。
今までは低い税率とされてきた日本ですが、あの国での消費税事情はどうなのでしょうか?
今朝も2カ国をコネクト。
オーストラリア、メルボルン。小林純子さん
「10パーセントです」
オーストラリアでは、日本の消費税に似た物品サービス税(The Goods and Services Tax)が、シドニー・オリンピックが開催された2000年から課されるようになりました。
その税率は、導入されてから一度も変わらず10%です。
価格は内税表示で、表示価格に税金が含まれた総額表示でないと罰せられることになっています。
教育費、医療費等は、日本とほぼ同じように一定の条件を満たせば非課税です。
オーストラリア国内で消費される物品・サービスに広く課されますが、日本では課税対象となっているものが、オーストラリアでは非課税というものがあります。
例えば食品。
加工されていない野菜・果物・肉・魚などの生鮮食品、牛乳、食パン、砂糖、小麦、米など基本的な食品も非課税です。
面白いところでは上下水道料金は非課税なのに、電気・ガス・電話代等は課税対象となります。
ハンガリー、ブタペスト。近藤直子さん
「27パーセントです」
2012年からハンガリーはVAT税率(付加価値税)27%という世界で最も税率が高い国になりました。
同時に事故税、文化税、通信サービス税(通称:電話税)といった一風変わった税金が導入されました。
例えば事故税は、自動車強制保険料の30%です。事故を起こした人が払うのではなく、自動車の保有者全員が強制的に支払います。
また政府の肥満対策として、近年日本でも話題になった、通称ポテトチップス税、正式には国民健康製品税というのがあります。