南太平洋に浮かぶ島々、ニューカレドニア。
エメラルドグリーンの海を望んで、彼女は大きく背伸び。
そして心に決めました。たっぷりのカフェ・オレにしよう。
だって、何かいいことが起こりそうな、そんな気がするから。
日本からは7,000kmあまり、直行便でおよそ8時間半。オーストラリアの東側にあり、ニューカレドニアで一番大きな本島は長さ1,500km以上、面積およそ2万4千平方キロメートルという広大なサンゴ礁に、囲まれています。
防波堤のようなサンゴ礁のうち、およそ6割が世界遺産に登録されており、さまざまな色や形のサンゴを見られるのでおだやかなビーチリゾートとして世界的に有名です。
それだけではなく、ここにしかない、多くの種類の植物、昆虫、爬虫類、鳥類などが存在。ダイビング以外にも、自然を満喫できる観光地としても人気です。
現在ニューカレドニアは、フランスの海外領土で、公用語としてフランス語が使われるのをはじめ、住民はフランス国籍を持っています。
ニューカレドニアの家庭では、フランス本土と同じくカップではなく、それよりも少し大きめのボウルに並々と注がれた「カフェ・オレ」がポピュラーです。
ニューカレドニアでは、コーヒー豆の栽培は難しいものの、あまり輸出されない地元ならではのコーヒー豆や、インド洋の島から木を移植した珍しい種類のものまで個性的なコーヒー豆があることで知られています。
カフェインが少なめの豆は、ディナーの後に、濃厚な味わいのものは朝、カフェ・オレでいただきます。
フランスパンにハムやチーズをはさんだサンドイッチやクロワッサンと一緒にどうぞ。
「カフェ・オレ」とパンだけというシンプルな朝食が一般的。
青いパパイヤなどのフルーツをサラダにすることもあるようです。