今週は、区立のホテル。
江戸川区立、ホテル・シーサイド江戸川の Hidden Story。
ホテル・シーサイド江戸川
JR京葉線の葛西臨海公園駅を降り、木々の緑に誘われるように歩いて行くと、その建物が右手に見えてきます。周囲の景観に溶け込んだ3階建て。それが、区立のホテルとして営業を続けるホテル・シーサイド江戸川です。
最初にできたときのコンセプトが、白亜の中世のお城をイメージされてですから、駅からご覧いただくと他との調和ができていて、屋根がグリーンですし、壁が全部石を使ってますから、この辺がまずここの売りであると。ロビーに入りますと、イタリアの大理石ったロビーでございます。で、その洋館から客室に一歩に入りますと、和室がございまして、伝統的な床の間のある和室をという、このあたりが江戸川区の最初のコンセプトのようでございます。
そう、お答えいただいたのは、ホテル・シーサイド江戸川の総支配人、株式会社ホテル・オークラ・エンタープライズの加藤雅一さん。
現在は、12のお部屋が通常の和室。
さらに113平米の特別和室が二部屋。
同じく113平米の特別洋室が 一部屋。通常の洋室が10。
バリアフリールームが四部屋。全29室で構成されています。
そして、区立のホテルゆえ、料金設定がとてもリーズナブル。
(2014年)7月18日までの選べるプランでして、1室お2人さまで、お1人さま平日9,000円でご用意しております。 休日前ですと、1万円でご用意しております。
これが基本の料金でございます。区立ですので、通常43平米で1万円ですので……どうでしょうか……都内、外資、比べた時に、とんでもないリーズナブルなお値段かなと思います。
ディレククター:このお部屋はどういうお部屋ですか?
こちらが一般の洋室でございます。
43平米のお部屋でありまして、バルコニーにも出られますし、東京湾があちらに。ご好評いただいています。1人9,000円で、2人で1万8,000円。
このお部屋からの緑。 これもごちそうですし、これは一番の売りです。
現在運営を手がける 株式会社ホテル・オークラ・エンタープライズ、事業企画部部長の織田孝二郎さんに、
ホテル・オークラ・エンタープライズが関わるようになったいきさつを教えていただきました。
こちらは江戸川区の所有物で、江戸川区が江戸川区の方々に迎賓館として使っていただける施設が欲しいと。
もともと、江戸川区で保養施設を、穂高だとかに持ってらっしゃったんですけども、「もっと身近で使っていただけるホテルを造りたい」という意向があって、この葛西臨海公園自体は東京都の所有で、そのなかのホテル・シーサイド江戸川だけが江戸川区の所有なんですね。
その江戸川区が所有したものを建てて、当初、別の企業さんが運営をしていたと。
江戸川区の方々のご利用はもちろんなんですけど、日本各地、世界各地の方にご利用いただきたいということで、もっと優良な業者に指定管理として委託したいという想いも含めて、平成18年に、指定管理者制度のもとで江戸川区から民間の業者に公募がありまして。
では、ホテル・オークラ・エンタープライズが運営に携わるようになって、どこが変わったのでしょうか?
まずは、お料理。
和洋中、ホテル・オークラ・エンタープライズ自前のお料理をお出しているという事と、スタッフがホテル・オークラ・エンタープライズのスタッフで運営していると。
レストランで出されるお料理は、例えばコンソメスープもできるかぎりホテル・オークラのものに近づけようと工夫されています。
全く一緒ではないんですね。
ホテル・オークラのコンソメスープを取ると、正直コストが相当かかってしまうので、レシピは違います。そこで、求める味の部分は同じなので、どこまでそこに近づけられるか、というのが、ここのホテル・シーサイド江戸川の料理長が苦心するところですね。
ふたりの 熟練したホテルマンが強調したのは、とにかく、考えられるベストのサービスを提供していること。
江戸川区立、ホテル・シーサイド江戸川。
緑の風のなか、やわらかな笑みをたたえたスタッフが、今日も 宿泊客を迎えます。
舞浜もすぐそこ、ということですし、総支配人の加藤さんも、「ちょっとありえないくらいリーズナブルだ」とおっしゃっていました。 大切な方と、ご家族とご一緒にいかがでしょう?
人数がそれほど多くないパーティであれば、結婚披露宴なども開催できるということです。