今日5月30日はゴミゼロの日。分別とリサイクルによるゴミの減量に努めていらっしゃいますか?世界のゴミ事情、あの都市ではどうなのでしょう?
今朝も2カ国をコネクト。
イタリア、フィレンツエ。小泉真樹さん
「適当なイタリア人のことゆえ、あまり高くないと思います」
一時に比べて落ち着いてはいるようですが、処理場の不足やゴミ処理ビジネスにマフィアが関わっていることで、産業廃棄物の不法投棄や、有害な廃棄物が混ざったゴミを痕跡がのこらないよう燃やしたりしてしまうのです……ダイオキシン発生などの中毒や公害につながり、まだまだ解決しなくてはいけない問題が山積みなのだそうです。
フィレンツェでは、普通ゴミ、生ゴミ、紙類、ペットボトルと缶と瓶(これは全て一緒に捨ててしまいます)くらいには分かれていて、家の近くの道路の所に大きなゴミ箱がそれぞれ何を捨てるゴミ箱かと書かれて置かれていて、好きな時に捨てられます。
回収日などは決まっていません。分別も日本ほど厳しくない。
また、道路にタバコの吸い殻やキャラメルのカスなどを、ポイっと捨てるイタリア人が沢山いますが、これも清掃車が通るので、あまりに道路が綺麗だと清掃をする人達の仕事がなくなってしまうから良いのだと屁理屈をこねているのを何度か聞いたことがあります。
シンガポール。赤井亜紀子さん
「高くないと思います」
ガムの持ち込み禁止・ゴミのポイ捨てで最高日本円で8万円の罰金など、多民族国家で生活様式が違うために、法律を厳しくして綺麗な街を維持しています。公共の場では50メートル置きくらいにゴミ箱が設置されていて、缶・プラスチック・紙の分別のゴミ箱が置かれています。
多くが高層マンションに住むシンガポールでは、各家庭かフロアごとにダストシュートがついています。30センチ四方くらいの大きさで、そこに入る大きさであれば24時間分別なく袋に入れてポンです。ゴミ収集エリアに落ち、毎日収集に来てくれます。
ダストシュートに入らないゴミは収集エリアに置いておくと翌日にでも回収してくれる。しかし実際は、生活環境に厳しい国なのにゴミの分別はありません。
湿度が高く年中暑いシンガポールでは家の中にゴミを置いておけないので、目の前からすぐにゴミをなくす環境にあります。
地上階に近いほど虫が多く、夜中でも上の階からビンやカンがダストシュートを伝って落ちてきてうるさい……国民はこのような環境の中で、分別やエコに対する意識がなく、環境庁はゴミ捨てのマナーが悪いマンションには罰金など、お金にうるさいシンガポーリアンに対抗した措置を取ります。しかし意識改革は難しく、ほとんどのゴミは焼却処理で、燃え残りは埋め立て処理。
国土が狭いので、本島の廃棄スペースは満杯です。
別の島で埋め立てている状態です。