ブラジル最大の都市、サンパウロ。
パウリスタ大通りの真ん中で、彼女は大きく背伸び。
そして心に決めました。果物のジュースにしよう。
だって、何かいいことが起こりそうな、そんな気がするから。
人口1,100万人以上という、南半球最大の都市。
昔からビジネスの都として、世界中から人々が移り住み、コスモポリタンな雰囲気が大きな特徴です。
海や山などの自然の風景が望めるわけではなく、高層ビルが立ち並び、遺跡などもないため自然を楽しむ観光では中継地として素通りされる、という場合も少なくはありません。
しかし人々を楽しませる文化イベントは盛ん。ブラジル音楽などのライブは、市内のあちこちにある公共施設でリーズナブルな料金で毎日行われていています。 またアート・イベントもサンパウロ美術館や、近代美術館をはじめ、市内各地のギャラリーで、開催されていて、飽きることはありません。
そして日本から最も遠い大都市にもかかわらず、大正時代から続いた日本の移民政策の結果、40万人近いともいわれる日系人が暮らしています。
そのせいか初めて訪れたとしても、日本人にとって、どこか懐かしい、居心地のいい街といえるでしょう。
サンパウロはもとより、ブラジルの大きな街を歩くと、色とりどりの果物とミキサーが並んだフレッシュ・ジュースのスタンドがあちこちにあるのが目につくでしょう。
たくさんのメニューの中からそのひとつを選ぶ人もいれば、好みの果物を選んで自分なりにオーダーする人もいます。朝早くから夜遅くまで開いていて、現地の人々は、ちょっとした気分転換などに訪れるフランスのカフェや、イタリアのバールのような使い方をしています。
手軽にビタミンなどの栄養分を摂取できるのがポイント。
店頭で買ってテイクアウト、という人も多いのですが、お店の中で軽食を食べられるところもあります。
朝のメニューしっかりと甘い「フルーツ・ジュース」に小さなチーズのパン「ポンジケージョ」と一緒にどうぞ。
東京でもあるジュース・スタンドのジュースとの一番大きな違いは、たっぷりの量と、甘さ。