表現アート(様々なアート表現:絵やダンス、音楽、ドラマ、詩や物語)を用いて、子どもや大人の学びの促進、自己理解や自己評価の向上、コミュニケーションや創造性を伸ばす活動をしています。基本になるのは、表現アートセラピーという心理療法ですが、セラピーという枠を超えて、健康な一般の人たちが、より生き生きと充実した人生を送ることを支援するのが目標です。
NPOの中心となる活動は、子どもたちの学習支援です。アート表現を用いて教科を教えるカナダやアメリカのメソッド(LTTA:Learning Though The Arts, Arts Integration)を日本に紹介し、トレーニングを行い、公立の小学校で授業を行う活動を10年前から展開しています。例としては、数学の円の概念をダンスを使って教える、算数の割り算(あまりの出る割り算)をドラマを使って教える、理科(月と地球の関係)をストーリーテリングで教える、などです。
アート表現を用いることで、生徒の心、体、知性、スピリチュアリティというすべての側面を刺激し、楽しく学びながら、自分を発見し確立することができます。学習障害やADHDなど発達障害をもつ子どもたちもこの方法によって、授業に積極的に関わることができます。
2014年10月よりアートワーク・エデュケーターの養成が始まります。ご家庭で自分の子どもや近所の子どもたちに、アート表現を使って勉強を教えたり、塾を開いたりできる人を養成し、子どもたちが学ぶことの喜びを感じながら成長することを援助できるメソッドと人の輪を広げていきたいと思っています。