2014/7/11 チュニジア

北アフリカの地中海に面する国、チュニジア。
丘の上から真っ青な海を見下ろして、彼女は大きく背伸び。
そして心に決めました。ヘルシーな朝ごはんにしよう。
だって、何かいいことが起こりそうな、そんな気がするから。

今朝はチュニジア共和国です

日本の半分たらずの面積に、1,000万人あまりの人々が暮らす国チュニジア。
今からおよそ3,000年近く前、地中海貿易の中心として、現在の首都チュニス郊外のカルタゴはすでに栄えていました。

その後もローマ帝国、スペイン、オスマン・トルコなど、ヨーロッパや中央アジアの国々がこの地を支配。数々の文化が融け合う独特の風土が魅力の国です。

真っ白な壁に青い窓枠や扉が特徴の建物と、地中海の真っ青な海が美しいリゾート地のシディ・ブ・サイドには、この時期バカンスを過ごすために たくさんのヨーロッパ人がやって来ます。

豊富なスパイスがアクセントのチュニジア

トマトやキュウリなどの野菜類を中心に、魚介類、羊の肉や牛肉を調理して食べるのが、チュニジアの料理。オリーブの栽培が盛んなので、オリーブオイルもたっぷりと使います。

見た目はイタリア南部やギリシャなどの地中海料理と似ていますが、多くの種類のスパイスを使いこなし、複雑な味わいを作り上げるのが特徴です。

朝食はパスタの材料でおなじみ、粉末状の小麦粉デュラム・セモリナをこねて焼いた「タブーナ」というパン。円盤状で、ちょっと重めなパンがポピュラーです。

茹でたジャガイモと、ツナの缶詰めのフレークを入れたチュニジア風サラダと一緒にいただきます。味の決め手はオリーブオイルと赤唐辛子をベースに、クミンやコリアンダーなどのスパイスをまぜた「ハリッサ」と呼ばれる赤い調味油。花の蒸留水で香りが付いたコーヒーとともにどうぞ。

通勤途中に立ち寄るカフェでは、クロワッサンとカフェオレという組み合わせもポピュラーなようです。