2014/8/1 ヒガコ・スポーツのHidden Story

今週は、今、急速に増えている「シェアハウス」。その中から、都内にオープンした、大規模で、しかもスポーツをテーマにしたシェアハウスを取材しました。
コンフォート東小金井

JR中央線の東小金井駅を出て、北へ10分と少し歩きます。
すると、この春、オープンしたシェアハウス「コンフォート東小金井」。
通称、「ヒガコ・スポーツ」が見えてきます。

東小金井だから、ヒガコ。
そして、スポーツをテーマにしているので、「ヒガコ・スポーツ」という名前が付けられました。

もうひとつ、注目すべきなのは、その部屋の数。全部で160室もあります。

実は、いま、こうした大規模なシェアハウスが増えているんです。
その理由を、株式会社オークハウスの大塚祐司さんに教えていただきました。

昨今ですね、こういう大型の企業様がお持ちの寮であったり、比較的大きな建物で一般の方が借りないような建物をですね、私どものシェアハウスという業態の会社が一括して借りられるようになってきたと。こちらも、社員寮だったんですが、空室が目立つということで、私どもの会社のほうにこちらの建物を貸して、という経緯がありまして、寮だった場所がシェアハウスとなりました。

会社の寮だった施設を、シェアハウスとして活用する。
さらに、寮に設置されていたテニスコートに着目しました。

コート自体は1面なんですけど、ラインを色分けすることによって3種類のスポーツができるようになっています。フットサル、バスケット、テニスができるようになっています。

みなさま、休みが週末なので、みなでLINEでグループを作っていまして、160人中130人入っていまして、「今日フットサルやるよ、テニスやる人いませんか」とかメッセージをLINEで飛ばして「参加します」という感じで、多い時は20人くらい集まりますね。

みんな、週末のサッカーやテニスを楽しみに、週末を待っている感じです。

そのほか、屋内には、ビリヤード、卓球、そして、ダンスができるスペースも作りました。さまざまなスポーツを通じて、入居者同士の交流が進んでいるそうですが、その交流は国境も世代も越えています。

日本人が大半なんですが、そのほか、アメリカ、ドイツ、タイ、中国、オーストラリア、ベルギー、香港、フランスと多国籍の物件となっております。

私どものシェアハウスですと、年齢制限がないことも特徴だと思います。10代の方から上でいうと50代の方もいらっしゃいます。

大半が社会人なんですけど、こういうシェアハウスに来られる方は、コミュニケーションを大切にされる方ですので、年齢関係なく素敵な方が多いですね。僕自身、入居者の方とごはんを作ったり、お酒を飲んだりするんですが、20代前半の子たちに混ざってごはんを食べたりとか、50代の方とお酒を飲んだりとか、年齢関係なく、国境に関係なく、ほんとに家族同然のように生活しております。

施設を管理、運営する株式会社オークハウスの大塚祐司さんがシェアハウスで生活を共にしていることも特徴です。

通常の不動産賃貸であると、契約したら「はい、そこでお終い」と縁は切れてしまいますが、僕らの場合は生活を提供して、管理してと、住んでからがスタートとなりますので、僕らの特徴としては入居者さまと距離が近い管理人ということですね。

実際、みんなと住んで、しかも160人もいますから、ドキドキしましたね。不安もありました。

初めてシェアハウスの方も多いので、人数が集まるまで、このラウンジのスペースに人が集まりませんでした。
みんな様子見しているような状態で、僕自身は、いつからみんなで盛り上がるのかな、いつからみんなでごはんを食べてパーティやるのかな?と、こうドキドキワクワクしておりました。

小型の家であると10人20人で盛り上がってしまう、という僕の経験則ではそういう形だったんですが、60人くらい入るまではなかなか盛り上がらなかったですね。

春のオープン当初は、広いラウンジスペースに人が集まらず、大塚さんは、不安を抱えていました。

普通のシェアハウスだと、1時2時までお酒飲みながら談話してという光景が多いんですが、しばらくは不安でしたね。
僕が悪いんじゃないかなと思ったりもしました。

徐々に徐々に人が集まってきて、12時回っても、お互いに自己紹介しながらお酒を飲んで話して盛り上がって、2時だ3時だもう寝なきゃと盛り上がりが出てきましたね。

やはり、160人という人がここの一番の強みだと思いますので、できる限り色々な人と出会って欲しいというのがありますので、そういう風に動き出した頃にはホッとしましたね。本当に良かったなと思いましたね。

楽しそうに話している姿を見ていると「あ、良かった」と思います。

年齢も国籍もさまざまな160人が暮らす、大規模なシェアハウス。
一緒に暮らしながら 運営・管理を担当する大塚さんの願いは「出来るだけ、色々な人と出会って欲しい」ということ。

160人いるので、160の才能を持った方がいらっしゃるので、若い方には特に刺激になるだろうし、「色々な方と出会えて、色々な意見が聞けて良い環境だね」という意見はいただいております。

「みなさまと……入居者さまと、手を取り合って作ってきた」という感じですね。
まだまだ作り込んでいるところですので、あと1年くらいかけて、さらに良いシェアハウスを作っていきたいと思っています。

ときにはスポーツで、ときには食事で、さまざまな個性と出会う場としてのシェアハウス。
160人の共同生活が続きます。


東小金井にある大規模なシェアハウス。
スポーツをテーマにした、通称「ヒガコ・スポーツ」。

「ヒガコ・スポーツ」は、かなり人気との事で、空いているお部屋の状況については、直接お問い合わせください。
コンフォート東小金井