今朝ピックアップするのは、現地時間の明日開幕!イングランド、プレミアリーグ、マンチェスター・ユナイテッドの監督!そして、2014 FIFA ワールドカップブラジルでは3位となったオランダ代表を率いました。ルイ・ファンハール!
ファンハール監督。
1951年8月8日生まれ、62歳。
オランダ、アムステルダムの出身です。
選手経験はありますが、トップリーグの選手としてはプレーをしていません。指導者としては、アヤックスなどのアシスタントコーチを経て91年、アヤックスの監督に就任。オランダのエールディビジ3連覇。チャンピオンズリーグ優勝。95年のトヨタカップでは ブラジルのグレミオをやぶって世界一!その後、指導力が認められ、バルセロナの監督に就任しました。ここでもリーグ優勝を果たすなど、すごいキャリアの持ち主です。
ちなみに、ファンハールさんが率いた98–99シーズンのバルセロナ。どんな選手がいたかというと、スペイン代表、ルイス・エンリケ。バルセロナの新監督ですね、ルイス・エンリケ。そして、グアルディオラ。現在バイエルン・ミュンヘンの監督、グアルディオラさん。そして、ポルトガル代表フィーゴ!ブラジル代表、リバウド。さらにオランダ代表、フランクデブール、コクー、クライファート。
代表監督としては、2000年に、日韓共催ワールドカップを目指すオランダ代表監督に就任。バルセロナで指導したメンバーのほか、ダービッツ、セードルフ、ファンデルサールといったアヤックス時代の教え子で固めましたがなんと、予選敗退。オランダが ヨーロッパ予選を突破できなかったんです。
その後、ファンハールはバルセロナの監督に復帰するものの、成績不振で解任。地元オランダのAZで監督をつとめていましたが、「ファンハールの時代は終わった」といった評価にさらされました。
しかし!ファンハールはここからよみがえります。AZを28シーズンぶりの優勝に導き、復活!2009年には、ドイツの名門、バイエルン・ミュンヘンの監督に就任、いきなり優勝を果たします!世界の舞台に ファンハールが帰ってきたのです。
2012年、オランダ代表監督にふたたび就任。
ヨーロッパ予選無敗で、ワールドカップ出場を決めました。
ちなみに、オランダ代表監督に復帰するときに、最初にファンハールさんがやったこと。選手を集めてミーティングをおこなったんですがその集合したホテルの、インターネット回線を充実させたそうです!!なぜか?
オンラインゲームをする選手にストレスを与えたくなかったから
これはすごい。
そこまで考えますか!?
そんな環境をビシっとそろえたうえで、選手同士で話し合いをさせ、さらに、ふたりのエース、ファンペルシーとロッベンとは個別にじっくり語り合ったそうです。
そういう関係作りがあったからこそ、グループステージで、あのファンペルシーのダイビングヘッドが決まったあと、ファンペルシーがベンチに走って、ファンハールとハイタッチ!!チームがひとつになっている感じが伝わってきました。
今シーズンは、そのファンペルシーとともに、マンチェスター・ユナイテッドを復活させられるのか、こちらも注目です!そして、香川真司は、どうなるのか?
最後に、ファンハール監督の言葉。
彼が選手によく投げかける有名な言葉があります。
ピッチにあるのは、死か、グラジオラスの花だけだ
グラジオラスの花言葉は、勝利!
そして、用意周到という意味もあるそうです。
オランダ快進撃の裏には、ファンハール監督の 綿密な準備があったのです。