IOC(国際オリンピック委員会)は、中国の南京で明日から開幕する第2回ユースオリンピックで、ナイジェリアとシエラレオネの選手団が不参加になったと発表しました。西アフリカで猛威を振るっているエボラ出血熱の感染拡大の影響を考慮したのがその理由とのことです。一方ナイジェリアの報道によると、現地でナイジェリア選手団が差別的な扱いを受けたため、出場を取りやめたと主張しています。
アジア大会組織委員会は昨日、北朝鮮から参加選手名簿が提出され、14競技に150人がエントリーしたと発表しました。選手の内訳は男子70人、女子80人で、役員を含めた選手団は総勢352人にのぼります。先月中旬に行われた南北実務協議が決裂したことで、選手派遣への影響が危ぶまれていましたが、大会参加への意思に変化がないことが明らかになりました。
日本水泳連盟は日本スイミングクラブ協会、日本マスターズ水泳協会、日本障がい者水泳協会と共同で、毎年8月14日に水泳に親しむイベントを行うことで競技普及、発展に努めていくと発表しました。まず来年は東京で元オリンピック選手による水泳教室や競泳、シンクロ、水球の体験イベントを予定。将来的に全国へ拡大させる計画です。日本水泳連盟の鈴木大地会長は「水泳界一丸で普及に取り組み、底辺の拡大、競技力の向上につながれば」と期待しています。また「水泳の日のスローガン」も募集し、締め切りは来年4月上旬です。
中国で来年からアメリカンフットボールのプロリーグがスタートします。
この仕掛け人は、ジョン・ボン・ジョビの代わりにアメリカンフットボールのアリーナ・リーグのチーム、フィラデルフィア・ソウルの共同経営者を引き継いだビジネスマンのマーティ・ジャッジ氏。北京に会社を設立し、中国政府の後押しを得て、中国全土で6チームから8チームで試合をスタートさせる予定です。
ゲームはインドアで行われ、選手や監督、審判などは国内の大学アメフト部の人材を中心にチーム編成を行う、というものです。「身体と身体がぶつかる、フルコンタクトの団体スポーツは中国にはない」と語るマーティ・ジャッジ氏は今回の中国でのリーグ立ち上げこそ「本当に一生に一度のチャンス」としています。バスケットボールのNBA選手のヤオ・ミンのような世界的なスターアスリートが出て、中国政府のチーム・スポーツに対する意識も変わってきています。本場のNFLよりも大きな規模の、アジア・オーストラリアまで入れた30チームのリーグもありうると意気盛んなジャッジ氏ですが、中国アメフトリーグの行方はどうなるのでしょうか。