日本では新学期となる9月。文化祭など秋の学校行事に向けて、これから準備がはじまることと思いますが、そんな「学校行事」事情、あの国ではどなのでしょうか?
今朝も2カ国とコネクト。
イギリス、ロンドン。小林紀美さん
「あります」
日本と同じ3学期制で、9月から12月はオータムタームで、まさに今週、新学期がスタートした学校が多いです。
日本では学校行事の中で大切な、メインイベントの1つでもある入学式。実はイギリスには入学式がありません。でも生徒だけによるスペシャルな集会があるそうです。
遠足も運動会もありますが、春から夏に行われる運動会は日本のように全学年一緒ではありません。低学年、高学年と分かれていています。
学校行事が1番多い時期は毎学期末です。
学芸会みたいな催しがあって、お遊戯会があったり、楽器を習ってる子供たちの発表会があったり、歌を習っている子供たちの合唱の発表会があったり、スポーツをやってる子は校長先生からの表彰セレモニーみたいなものなど。
催しごとに親が呼ばれます。チケット制になっていて午前の部、午後の部とありますがチケットがないと見ることができません。チケットは席を確保するため。大家族で見に来たりするイギリスならではです。
アルゼンチン、ブエノスアイレス。竹内佐知子さん
「あります」
こちらの学校では、新学期は8月の2週目からです。冬休み明けに行われるのは、作文大会、朗読大会など、屋内で行われる行事。その練習が冬休み中の課題となります。
本格的に学校行事が始まるのは、今月半ばの春分の日が過ぎてから。これを過ぎると、キャンプや運動会、そして各施設の、例えば美術館とか博物館、演劇などの見学ですね。バザーもあちこちで開かれます。
ただ安全の為に出来るだけ学校の外に子供達を出さないようにしています。
そのため、遠足はなく、遠足の代わりにキャンプを行います。
安全なキャンプ施設を使用してのお泊まりコースとなります。
低学年は2泊、高学年になると1週間のキャンプで、子供達はこれをとても楽しみにしています。
12月初めに卒業なので、10月になるとすぐに卒業式にむけてのイベントが卒業生の(最終学年)子供達主催で開かれます。例えば、ダンスパーティーとかカラオケ大会など。
日本と違うのは、子供達主催で開かれるこれらの行事は、クラスの時間外に行われ、学校内ではありますが、大抵、週末の夜7時ごろから夜中の12時近くまで。遅くまで子供達は元気にはしゃぎ回っています。
それと合わせて、各学年、文化祭にむけての練習が始まります。